セトステアリルアルコール
セトステアリルアルコールとは、高級アルコールの混合物で、主にセチルアルコールとステアリルアルコールからなる固形の油脂原料です。
セトステアリルアルコールは、乳化状態を安定に保ち品質を保持し、皮膚や毛髪の柔軟性を保ちます。
皮膚毒性は比較的弱いが、カブレや皮膚炎等アレルギー性疾患を起こすケースもあるため、表示指定成分となっています。
錠剤成型時に、油性成分とその他の成分を混ぜるためにも使用します。
ヘアケア製品やカラー薬剤によく入れられるが、かぶれやすい体質の人はこの成分の入った製品はさけたほうがよいです。
ヘアダイの前にスカルプケアなど頭皮をきれいにしすぎると、皮膚の保護バリヤーになっている角質層が指定成分の影響を受けやすいので注意が必要です。

ストレートパーマ
ストレートパーマとは、特殊な薬剤を用いて、髪をまっすぐにするパーマのことです。
ストレートパーマと縮れ毛矯正との違いは、縮れ毛矯正が生まれつき凸凹だったり、ぐちゃぐちゃになりやすい髪を押しつぶしてまっすぐにするのに対して、ストレートパーマに縮れ毛矯正の効果はありません。
パーマをかけた髪をまっすぐな元の髪に戻すことが出来るが、デメリットとしては時間がかかる、髪が傷む、特有の臭いが残るといった点です。
また、ストレートパーマを行うと元の髪よりもまっすぐになりすぎてしまい、人形のような髪の毛になってしまうケースもあります。
最近ではそれらを改善したストレートパーマを行うよう努力しているところもあります。

コカミドプロピルベタイン
コカミドプロピルベタインとは、天然のヤシ油を原料として作られた洗浄剤で､皮膚や毛髪を洗浄し清潔にするために用いります。
コカミドプロピルベタインは、天然物由来の成分であり、アミノ酸のようにプラスとマイナスと両方に帯電する部分をもつ両性界面活性剤として、近年多くつかわれるようになりました。
気泡力、刺激緩和効果、コンディショニング効果、低刺激など総合的な性能に優れ、特に損傷毛をマイルドに洗い上げます。
キメの細かい豊かな泡立ちで、シャンプー後の風合いにすぐれています。
刺激も少なく、医療用ソープなどに使用されます。
パーマやカラーリング後のPhコントロールに最適。保湿力も高くしっとりまとまりやすいのが特徴です。