育毛サプリメント
育毛サプリメントと育毛剤はいったい何が違うのでしょうか。
育毛剤は頭皮に対して外側から育毛を促進させようとする目的で用いられるものです。
対していきもうサプリメントは、食物として体に取り入れることで、育毛を体の内側から促進しようという考えのもとに開発されたサプリメントです。
ここで、もっと解りやすく頭皮と畑の例を用いてその違いを説明しようと思います。
畑に作物を育てるには土壌が必要です。
これが頭部の皮膚と考えます。
次に畑には水と肥しが必要です。
頭皮では循環する体液やそれに含まれる栄養分と同等の役割を果たしています。
日光については同条件なので割愛させていただいて、ここから本題です。
土壌が肥えていないと作物は活力が弱くひょろひょろっとしたし成長不良の作物しか育ちません。
頭皮で土壌がよくない状態だと抜けやすい毛髪や、かろうじて頭皮にしがみついているひょろひょろの毛髪の状態と同じになります。
頭皮で起こる発毛もこの理屈と全く同じなんです。
頭部の毛髪でお悩みの皆さんの大半の方はこれに気付いているのでしょうか。
畑の表層に素晴らしい肥料を振りまいたとしても雨が降らなくては浸透はしませんし、雨が降ったら今度は流されて流出してしまいます。
頭皮では、どんなに高価で有効な発毛剤を振り掛けても、実際に毛髪を発生させる頭皮の表層にあっては意味がないのです。
浸透率がどんなに高くとも、洗髪するたびに新たに振りかけるほかありません。
そこで登場するのが育毛サプリメントです。
サプリメントですから食物として体内へ取り込んでから血液の循環で常時頭皮や毛髪に対して栄養を送り続けるわけで、洗髪や発汗で流出することはありません。
また、頭皮の環境を考えると頭皮本来の清潔で自然な環境に保ってあげることが大切なのは言うまでもありません。
発毛に必要な要素は次の5つ、
◆脱毛要素の5αリダクターゼを抑える
◆頭皮の血液の循環を良くする
◆発毛に必要な栄養素を十分摂取する
◆頭皮は清潔で健康な状態を保つ
◆頭皮を柔らかくしておく(洗髪時等のマッサージ)
5αリダクターゼ抑制以外は自分でできることです。
育毛剤で効果が上がらない方、育毛サプリメントを食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
抜け毛 対策
抜け毛対策をする前には、抜け毛の原因をしっかり把握する必要があります。
抜け毛には、心理的な原因によって毛を引き抜く性癖がある場合、身体的な疾患によって脱毛する場合、薬物や治療などの副作用によって毛が抜けてしまう場合などがあります。
さらには、ホルモンなどのバランスが原因となるもの、年齢によって生じる場合、皮膚の疾患により脱毛する場合などもあります。
抜け毛では、これらさまざまな要因を明確にし、原因に応じた対策をすることが肝心となります。
抜け毛の一つに抜毛症(ばつもうしょう、トリコチロマニア)と言われる、毛を引き抜く性癖によって脱毛する症状があります。
この抜毛症は、身体の病的な要因ではなく、心理的な要因が主となります。
また、円形脱毛症は、ストレスを受けることで脱毛する疾患です。
男性ホルモン性脱毛症は、最も多い抜け毛の原因ですが、若いうちから抜け毛が始まることがあります。
さらに、女性の場合でも女性型禿頭症があります。
また一般的には男女共に、加齢により毛が薄くなる傾向があります。
抜け毛対策は、最近とくに注目と関心を集めるようになってきました。
大きくは、毛が抜ける前の予防と抜けた後の処置の問題です。
予防については症状により異なります。
抜毛症の場合は、精神的な治療が主となります。
薄毛や抜け毛などは、頭皮を刺激したり清潔にする、育毛剤や養毛剤を使用する、と言うことが多く行われています。
皮脂の分泌が多くなり毛穴が詰まり雑菌が繁殖して、毛根に栄養が届かなくなることを防ぎます。
またマッサージなどで血行を改善します。
毛が抜けてしまった後の対策は、これも最近ではさまざまな方法が揃えられています。
アメリカで盛んな方法に「自毛植毛」があります。
自分の毛髪を薄くなった部分に移植する治療法で、安全確実と評判は高くなっています。
またウィッグ(かつら)の種類も多くなっています。
部分的にサポートするポイントウィッグや、全頭かつらといわれるフルウィッグ、男性用や女性用など用途に応じてさまざまな形があります。
自己の症状によって、抜け毛対策を選ぶことが大切です。
抜け毛症
抜け毛症は、抜毛症(ばつもうしょう、トリコチロマニア)と呼ばれる症状で、正常な毛を引き抜いてしまう性癖のために脱毛する疾患です。
このため、抜毛癖と言われることもあります。
また抜け毛症は、こうした習慣や精神的な障害の一つとして挙げられています。
さらに、毛を引き抜く癖があるために、頭部の髪の毛が脱毛する場合、まつ毛や眉毛を引き抜く場合など、人によっていろんなタイプが見られます。
いづれにしても抜毛症は、自然に抜ける脱毛とは区別されています。
抜け毛症の原因は、身体の疾患が元になって脱毛する場合とは違い、髪の毛などを抜く行為を繰り返す病気で、心理的なストレスが主な要因だと言われています。
また抜け毛症は、ほとんどの場合が小学生や幼稚園児などの子供ですが、まれに大人でも発症することがあります。
子供の場合、つめを噛むなどの癖がつくことがありますが、抜け毛症も同じような性癖と考えられることもあります。
なにかの心理的なストレスを抜毛によって発散しているとも言われています。
抜け毛症の場合の脱毛形状は、円形や楕円形、帯状などさまざまな形が見られます。
また時には、その形から円形脱毛症と間違われることもあります。
抜け毛症は自力で毛を抜くために、抜け毛の部分に千切れかけた毛が残っていたり、短い毛が見られるのが特徴となっています。
病的に毛が抜けやすくなっているのではないので、毛の長さは一様ではなく、長い毛や短い毛が混じっています。
円形脱毛症は、毛の長さがほぼ揃い、毛を引っ張ると簡単に抜けてしまいます。
抜け毛症の治療法は、精神的なストレスを取り除くことが、根本だと考えられています。
自分の毛を抜くことで代替している心理的なストレスを解消してあげることです。
このため、精神科などで心理的な治療を相談する方法もあります。
また実際に毛が抜かれている箇所の治療のため、皮膚科を受診することが必要な場合もあります。
抜け毛症の多くは子供に発症するため、周りの家族や両親などの対応やケアが大切になります。
病院などに相談をしてみることが薦められます。