メタボ検診で調査する生活習慣病とダイエット
<メタボ検診で調査する生活習慣病>
生活習慣病とは、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの、生活習慣がその主な発症原因とされている疾患の総称です。
この生活習慣病と内臓脂肪型肥満が合併した状態の事をメタボリックシンドロームと呼んでいるのです。
よって、メタボリックシンドロームを診断するという事は、生活習慣病を診断する事に等しいのです。
この生活習慣病の厄介なところは、がん、心臓病、脳卒中などの脳血管疾患という現代の3大死因と密接な繋がりがあることです。
この3大死因のいずれもが、生活習慣病によって引きこされているといっても過言ではありません。
更に、肥満が重なりメタボリックシンドロームとなれば、その影響力は更に増加します
つまり、生活習慣病はがんなどの死亡率の極めて高い病気の入り口という事です。
メタボ検診の目的はメタボリックシンドロームと生活習慣病の調査、予防ですが、引いてはがんや心臓病などの予防という意味合いがあります。
患ってしまったら取り返しのつかなくなる可能性の高いこれらの病気を未然に防ぐ為の検診なのです。
たかがメタボ、たかが生活習慣病という認識を持っている方がいたら、それは直ぐに改めてください。
非常に怖い状態なのです。
取り返しの付かない事になるような、とても恐ろしい病気なのです。
メタボ検診は、それらから一人でも多くの人を守る為に作られた制度なのです。
<メタボ検診とダイエット>
メタボ検診によるダイエット普及効果はかなり高いと目されているようで、ダイエットにまつわる商品がここ一年弱の間に相当発売されています。
メタボ検診が義務化された事で、メタボリックシンドロームに関する項目の数値が一つの社会ステータスとして扱われるようになるのでは、という強迫観念にも似た不安や懸念が、ダイエット商品の購入に踏み切らせると踏んでの事でしょう。
確かに、ダイエット商品の中には有効な物もあります。
しかし、中には高額にも拘らず、まるで効果のない物もあったりします。
一過性のブームにあやかって大量に購入する事は控えましょう。
メタボリックシンドロームを予防するという意味でのダイエットならば、商品に頼らずとも実践できます。
まず、生活を改善する事です。
間食を控え、一食の量を腹八分目に抑え、脂肪の多い食品を控え、毎朝30分でも散歩してみる。
これだけで随分と変化が訪れるはずです。
安易に金銭で解決しようとしても、結果的に上手くいかない場合が多いのは、これまでのダイエットブームで登場した数多のダイエット商品が定着してこなかった例が実証しています。
結局は、自分自身の気の持ちようなんです。
少しずつ、ゆっくりと変えていけば、それがベストなのです。
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