食事誘導性熱代謝量について
<食事誘導性熱代謝量について>
1日に消費されるエネルギーには、基礎代謝量、生活活動代謝量、食事誘導性熱代謝量の3つのエネルギーがあります。
全体の70%を占める基礎代謝量を高めることがダイエットの効果的な方法ですが、その他の代謝も同時に高めれば、より効果的にダイエットをすることができますよね。
食事誘導性熱代謝量を高める方法を考えてみましょう。
たんぱく質がとびぬけて多いですよね。
消費エネルギーを考えるなら、たんぱく質を多くとった方が効果的というわけです。
また、たんぱく質は消費エネルギーが多いだけではなく、その持続時間も長くなります。まさにダイエットに適した栄養素であるといえますね。
たんぱく質を多く含んでいる食物は、卵やチーズ、大豆、大豆製品、魚やお肉です。
お肉は噛まずに食べられるひき肉を使った料理ではなく、よく噛まなければならないものが効果的です。
噛むという行為は、交感神経を刺激して、エネルギー消費を高めます。また、ヒスタミンというホルモンを多く分泌します。
このヒスタミンは、満腹中枢を刺激してくれるので食欲を抑える働きになるので、食べる量も自然と少なくなるというわけです。
早食いをさけ、野菜なども大きめに切るなどして、噛む回数が増えるように心がけてみましょう。
<食事誘導性熱代謝量を高める>
1日の消費エネルギーの中では、割合的には少ない食事誘導性熱代謝量ですが、基礎代謝量や運動量と同時に高めておけば、より効果的にダイエットをすることができます。
食事誘導性熱代謝量を高めるにはどうしたら良いのでしょう。
まず、食事をする前に、軽く運動しておきましょう。
冷たいものよりも温かいものを食べるようにしましょう。
ちょっと意外ですが、食べ物を美味しい、と感じることも大切ですよ。
味覚と嗅覚が刺激されると、交感神経が刺激されて、ノルアドレナリンが分泌されます。これにより、心拍数の増加や血圧の上昇が促され、消費エネルギーが多くなるというわけです。
食事は家族みんなで、楽しく食べた方が良いということですね。
その他に、朝食をしっかりととることも大切です。
食事誘導性熱代謝量は、朝が最も高く、次第に低くなっていきます。夜に食べたものは消費されにくいので、夜食などは太る原因になります。
夕食はできるだけ早い時間にし、朝食はしっかりとって、エネルギーとして消費しておくことをおすすめします。
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