歯列矯正 期間
歯列矯正にかかる期間といえば、個人差はあるものの、子供でも1年から2年、大人になってからの治療だと5年以上かかる人もいるといわれるくらい、歯磨きもしづらく、歯に違和感を持ったままの生活を長期間続けなければいけないという問題点が多くありました。
しかし、最近では、一般的に利用されているアメリカ式のブラケットとワイヤーを利用した治療方法でも、摩擦抵抗を少なくした装置を使うことで、治療期間を従来の約30%に短縮することが可能になっています。
通院頻度も月1回とされていたものも、1ヶ月半から2ヶ月に1回でも可能になってきています。
その摩擦抵抗を少なくすることで、治療期間を短縮し、痛みを軽減し、違和感を抑えることができる技術が『デーモンシステム』といわれる新しい歯列矯正の治療法です。
もちろん個人差がありますが、『デーモンシステム』を利用することで、治療期間が半年程度で済んだという事例もよくあります。
歯を支える骨の部分にヒビを入れることで矯正を行う『コルチコトミー』も、1~2週間施術部が腫れる場合がありますが、ブラケットによる違和感がなく、治療期間が約30%短縮できます。
入れ歯に代わる新しい歯の治療法として注目をあびた『インプラント』を利用して、歯の矯正を行う『インプラント矯正』は、治療期間が半分に短縮されたという事例もあるようです。
このように新しい技術の進化にともない、歯列矯正にかかる期間が短縮されてきていますが、それでも半年前後は、矯正期間としてかかってしまうのが現実。
そこで、歯列矯正の期間を楽しむ方法もあります。
ミュージシャンのYUKIさんやCoccoさんのように歯列矯正をしてメディアに出た芸能人の方も利用していたのが、カラーゴムを利用した歯列矯正。
歯の矯正装置であるブラケットにカラフルな小さな輪ゴムを取り付けることで、色の組み合わせを楽しむ方法です。
目立たないようにしていた歯列矯正を逆に目立たせて楽しんじゃうという逆の発想がステキです。
歯列矯正 口コミ
歯列矯正治療の口コミは、歯列矯正治療を円滑かつ快適に受けるのにとても大事な情報源です。
良い医者を探そうとして電話帳や医院のホームページを見ても人柄が良くて技術の優れた先生であるかかはわかりません。
また、歯科医師会に電話で問い合わせるなどしても絶対教えてくれません。
そこで、歯列矯正の口コミが頼りになるわけです。
看板が有名だからなどという安易な理由で矯正歯科医院を選ばないようにしましょう。
歯列矯正治療は高額なものですので、慎重に歯科医師を選ばないといけません。
ご近所の友人・知人の口コミがあれば一番安心です。
しかし、ご近所の口コミ情報がない場合も多くあると思います。
そんな時は、インターネットの口コミサイトを利用してみましょう。
全国の矯正歯科の口コミ情報が載せられているサイトが多くあります(例…http://www.e-kyousei.com/)。
歯列矯正の口コミサイトでは、お住まいの近くの医院の口コミ情報も結構寄せられています。
口コミが矯正歯科医院選びの一応の目安になるでしょう。
ただ、口コミサイトの歯列矯正口コミ情報を鵜呑みにしてはいけません。
サクラや悪意による書き込みがないとは言い切れないからです。
さて、歯列矯正の口コミ情報以外での、医院選びのポイントをいくつかあげておきます。
まず、担当の矯正医は日本矯正歯科学会の認定医以上の資格を持つ人が良いでしょう。
なお、日本矯正歯科学会は、日本の歯学会で権威のある日本歯科学会傘下の、歯科矯正関係では唯一の公認学術研究団体です。
そして、患者さんの立場に立っていくつかの治療方針を明確に提示し、それらの長所と短所を説明し、患者さんの側が最終的に判断して、選択ができる仕組みを持つところが良いでしょう。
重要なポイントの一つである治療費も必ずチェックしておきましょう。
最後は、直接担当医と話をすることで、口コミ以上の情報を得ることができます。
疑問点は率直に担当医に説明を求めましょう。
歯列矯正 相談窓口
歯列矯正 相談窓口には、毎日のように歯並びを治したいという人からの相談が持ちかけられています。
クリニックへ直接出向いての相談は少し気が引けます。
そのままずるずると相手の言いなりになって高額の医療費を支払うことになってしまうのではないかなどと不安を感じる人もいるでしょう。
基本料金だけで、40万円から50万円かかると言われています。
しかし、最近はインターネットで気軽に質問できるクリニックが増えていますのでそういった不安材料は以前と比較すると少なくなっていると言えるでしょう。
歯列矯正 治療は個人差があるので治療期間や治療費が誰でも同じというわけにはいきません。
ですからなおさら相談窓口で納得行くまで歯列矯正について話を聞くことが重要になってきます。
歯列矯正には専門医に相談することが一番の早道ですが、自分の周りに歯列矯正をしたことのある人や、今現在治療中の人がいると情報を得やすいと思いますので、心当たりを探してみるといいでしょう。
参考までになぜ歯列矯正が必要なのかを述べたいと思います。
歯列矯正をする人には、美容の要素を重視して治療をしたいと考えている方も多いでしょう。
特に若い方や女性の方はそういった思いが強いと思います。
親御さんの気持ちとしては子供が小さい時期、つまり顎の成長時期と歯の生え変わる時期を利用して子供の将来のために歯列矯正治療をしたいと考えている人も多いでしょう。
しかしそういった美容整形的な要素ではなく生まれつき歯並びが悪く(不正咬合といいます)それが原因で体に機能障害や疾患を患い日常生活に影響を受けているという場合は深刻です。
早い時期に矯正歯科に相談して、治療方法や手段を決めることが先決だと思われます。
また成人の歯列矯正でも矯正は可能ですが、子供が歯の生え変わりや、顎の成長時期を利用して行うのとは訳が違い、成人では手術を伴うこともしばしばあるようです。