円形脱毛症
円形脱毛症とは、突然に頭に出来る小さなハゲのことです。
円形脱毛症に自覚症状は無く、ある日突然頭にコイン大のハゲができます。
症状の度合いは様々で、円形の脱毛巣が一つだけ、頭髪全体が抜けてしまうケースから、眉毛・まつ毛・陰毛や体毛など、ほぼ全身の毛が抜けるケースまであります。
多くの場合、進行が止まれば数カ月後に軟らかい毛が生え、その後また硬い毛が生えて自然治癒します。
円形脱毛症になりやすい体質の人もあり、しばしば再発を繰り返します。
円形脱毛症の原因について現在まだ定説はないが、医学的には、自己免疫説、末梢神経異常説、自律神経異常説などの諸説があります。
対処法は血管を拡張の内服薬、脱毛部位への局所治療などがあります。
ビタミン剤投与、局所冷凍療法、紫外線療法、温熱療法、ステロイド剤の局部塗布があります。

医薬部外品
医薬部外品とは、人体に対する作用は緩やかだが、比較的弱い薬効成分を含む化粧品などの製品のことをいい、薬事法という法律で定義されます。
具体的には、口臭体臭を防止する外用剤、アセモやタダレなどを防止するタルカムパウダーなどの散布剤、発毛促進育毛などの養毛外用剤、除毛脱毛クリーム、ニキビ肌荒れの防止や殺菌作用のある石鹸、薬用はみがき、髪のカラーリング剤、コールドパーマの用剤、入浴剤などです。
医薬部外品は、薬効成分の配合量が制限されており、越えると医薬品として扱われます。
効能作用は決まった範囲を越えることは許されません。
医薬部外品というジャンルがあるのは日本くらいで、海外ではケア化粧品も、国内での製造はもちろんのこと、輸入段階で医薬品同様厳しく審査されます。

安息香酸
安息香酸とは、白色の結晶性粉末で、わずかに甘酸っぱい匂いがあり、徐々に揮発する性質があります。
化粧品の防腐剤として菌の繁殖を抑えるが、使用量の規制があります。
安息香酸とその塩類（例えば、安息香酸ナトリウム）は、表示指定成分になっています。
安息香酸類は、pHが酸性になるほど抗菌力が増す添加物です。
安息香酸は、エタノールや溶剤に溶けやすく、水にはとけにくいです。
そのため、これを使用する化粧品には油性の乳化剤が必要になります。
食品保存料には、限定された食品以外に使用してはならないとされるが、植物など自然に由来するものに含まれることもあります。
同系列に、パラオキシベンゾエート（パラオキシ安息香酸エステル：通称パラベン）があります。