医療レーザー脱毛の副作用
毛深いから、あるいはムダ毛処理のために脱毛をする人は増えています。
医療レーザー脱毛を受ける人も多いかと思いますが、副作用的症状もあることを知っておきましょう。
レーザー脱毛の副作用として炎症、熱傷(やけど)、色素沈着があります。
これらは数週~数ヶ月で治るとされていますが、瘢痕や色素沈着が残る可能性はあるでしょう。
毛根だけにダメージを与え、永久脱毛を目指すのが基本コンセプトですが、毛根で発生した熱は当然周囲に波及しますので、放っとくと 周囲組織に熱障害、火傷を生じます。
それで、クライオや、氷で冷やしながらやるのですが、レーザーの出力をある程度上げなければ毛根は灼けませんし、高すぎると周囲へのダメ ージがあることになります。
その辺の加減を誤ると、障害が残る可能性があります。
経験の豊富なクリニックであれば、後処置も含め頻度は少ないとは思いますが、毛穴周囲 の色素沈着は、比較的高頻度に起こります。
医療レーザー脱毛を行う場合は、こういった副作用も考慮に入れてクリニックを慎重に選んでくださいね。
医療レーザー脱毛は本当に永久脱毛
医療レーザー脱毛は本当に永久脱毛になるのでしょうか?
という問いに関して、美容皮膚科クリニックの女医さんはこう答えています。
医療レーザー脱毛で永久に毛が生えなくなるか、まだ証明されていません。
というのは、医療レーザー脱毛は1996年から始まった最先端の医療であり、あと何十年か経って、医療レーザー脱毛を受けた方々が年をとり、それでも毛が生えないことが証明されなければ、厳密には永久脱毛と言うことはできないのです。
しかし、今まで医療レーザー脱毛を受けた方々の肌、またその組織の状態を見る限りにおいて、医療レーザー脱毛による脱毛効果は永久的であろうというのが大多数の意見です。
医療レーザー脱毛治療が終了してから数年しかたっていないに元の状態に戻る、といった心配はありません。(ただし、病気や薬物によるホルモンバランスの崩れなどにより毛が再生する可能性は考えられます。)
レーザー脱毛によるトラブル
レーザー脱毛は医療行為です。
脱毛はエステサロンでと考えられている方も多いと思いますが、エステで施術を受けるより医療機関であるクリニックの方が安心な理由があるのです。
エステでは認識不足のエステティシャンによる脱毛行為により、火傷(やけど)などのトラブルに巻き込まれるケースがあります。
もし、クリニックなどの医療機関での施術で火傷などが起こった場合は、火傷のトラブルに対して適切な医療処置が行え、トラブルを最小限にとどめてくれますが、エステでは医療行為は行えないためキチンとした応急処置や、薬による処方もできません。
そのため、エステでレーザー脱毛の施術を受けて、火傷をしたけど、その後の対処をきちんとしてもらえなかったというケースも多々見られます。
*日本美容医療協会 オンライン公開相談室の脱毛をご参照下さい。
レーザー脱毛をするからといって必ずしもトラブルになるとは限りませんが、何かあった時はきちんと対処してくれるクリニックを選びたいですね。
せっかく脱毛しても、シミやあざが残るようでは、がっかりです。