「美容と栄養」

アデノシン二リン酸
アデノシン二リン酸(adenosine diphosphate,ADP)は、アデニン、リボース、および二つのリン酸分子からなります。
プリン塩基であるアデニンに、五炭糖のリボースがグルコシル結合したアデノシンの5位にリン酸が２つエステル結合したもの。
ATPの加水分解には、ADPと無機リン酸が生じる場合と、AMPとPPi（ピロリン酸）が生じさらに無機リン酸に加水分解される場合とがある。
後者の方が大きなエネルギーを利用できる。

生命活動では、筋肉のエネルギー物質であるATP(アデノシン三リン酸)のリン酸結合が切れて、ADP(アデノシン二リン酸)とリン酸になるときに放出されるエネルギーを使っています。

「美容と栄養」

アセロラ
アセロラはカリブ諸島に群生する植物で、直径2〜3cmの赤い酸味が強い果実がなります。
アセロラは、サクランボくらいの大きさの赤い果実がなります。
熟した果実は甘酸っぱくて果汁が多く、生食もされますが、日持ちが悪いのでジュースなどに加工されます。
アセロラには熱帯の強い紫外線に負けないように身につけた自然の知恵、紫外線から身を守る栄義成分で、レモンの２０倍以上ものビタミンCが含まれ、自然界からの供給源としては最大の含有量といわれています。
可食部100g当たり、1000〜2000mg、よく熟したものでは4000mg以上含まれていることがあるそうです。
ビタミンCには免疫力向上やストレスへの抵抗力、肌のシミやたるみの予防などの効果があるため、疲労回復や美容として注目されています。

「美容と栄養」

アズレン
アズレンとはキク科の植物、カモミール(カミツレ)の精油中から採取される濃青色の粘調性のある油成分です。
アズレンはきわめて優れた抗炎剤として知られ、多くの薬剤と化粧品類に用いられています。
化粧品ではクリーム、乳液、化粧水、リップクリームなどに用いられています。
アズレンそのものは水に溶けにくいですが、医薬品や化粧品原料では水溶性アズレンとして水になじみやすくしています。
胃潰瘍・胃炎の治療薬としてトローチなどにも配合されます。

＜アズレンの効果／効能＞
薬効作用としては消炎作用、止痒性、また、わずかながら抗アレルギー作用を持つといわれ、化粧品ではクリーム、乳液、化粧水、リップクリームなどに用いられている。