「プチ整形基礎知識」
イボ
イボ 脂漏性角化症といわれているイボは、顔や首にできて、中年以降に体の表面に出現するものが多いです。
主に薄い褐色か黒で扁平な形、あるいはドーム状に盛り上がった良性の腫瘤です。
その他、小さなブツブツが目の周りにできる汗管腫といわれるものもあり、これは女性に対して非常に多く、化粧でもなかなか隠すことができません。
あくまで良性の腫瘍なので、必ず早期に治療が必要ということではありませんが、美容目的で顔や首、手など人目につく部位のイボなどを取ったり改善する治療は、今まで悪かった自己イメージを良くすることに有効な場合が多いと考えられます。
<イボの種類>
・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
老人性のイボで、加齢とともに顔や体にできる良性の腫瘤です。
ざらざらしていて、薄い褐色か黒色をしており、扁平な形、もしくはドーム状に盛り上がっているのが特徴で、一般的に中年以降に出現します。
数ミリ程度のものから、加齢とともに大きくなったり増加したりするものもあります。
また、その他に小さなブツブツが目の周囲などにできる汗管腫といわれるものもあります。
・青年性偏平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)
若い女性に多く、家族内発症の場合もあります。
半米粒大から小豆大までの扁平か、軽度に隆起した角化の少ない皮疹で、正常は皮フ色をしていますが、色素沈着することもあります。
ウィルス性で多発し、無数にみられることが多く、顔面や手の甲に好発します。
・尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
ウイルスによるもので、手足の指やひじ、ひざ、足の裏などにできる傾向が多いです。
最初は小さな丘疹程度ですが、やがて大きくなってイボ状になり、多くは多発性で硬く、部位によっては圧痛を伴い、全身どこにでも発生します。
特に手の甲、足の甲、指など、外的刺激を受けやすい部位に好発します。
・伝染性軟属腫(水イボ)
小さな子どもによく見られ、アトピー性皮フ炎や皮脂欠乏症の小児に多く発症します。
良性腫瘍で、光沢があり正常皮フ色から淡紅色の丘疹。
性軟属腫ウイルスによるもので、他のイボに比べ、他人に伝染しやすいのが特徴です。(プールでの感染機会が多い)
かゆみを伴うのでかきたくなりますが、爪でひっかくとつぶれて他の部位に広がるおそれがありますので注意が必要です。
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