ベタイン
ベタインとは、ビート（砂糖大根）から分離精製される天然の物質であり、動植物界に広く存在しています。
正式名称：トリメチルグリシンといいます。
ベタインは、甘味とうまみにかかわっており、動物ではえび・タコなどの魚介類に、植物では、麦芽・キノコ類などに含まれます。
特に、アカザ科の植物に多く、ビートもアカザ科に属しています。
ベタインは、グリシンと構造が似ており、陽イオンと陰イオンの両方をもちあわせた天然の両性界面活性剤になるため、ヘアケア製品などで、帯電防止剤やトリートメントの中に入れられます。
ベタインは、調味料として、またグルタミン酸発酵などの発酵促進剤として、各種飼料にも入れられます。
安全性は高いです。
吸湿性と保水性をもあります。

ヘナ
ヘナとは、ソハギ科の指向花と言う植物の葉をすりつぶして得られるオレンジからブラウン系の天然染料です。
ヘナは毛染めやシャンプーなどに使用されており、特にシャンプーは使用するだけで白髪が目立たなくなります。
インドや中近東では、医療用化粧用のハーブとして使用され、モロッコでは伝統的に髪のトリートメント、髪染め、手や足に模様を書くための染料として女性に愛用されてきました。
毛染めとして使う場合は、温度が高いほうが発色がよいです。
天然染料なので人体には害がすくないです。
痛みの少ない髪の場合、色は入りにくいです。
脱色後の髪でも全体的にうすいオレンジ系、白髪の場合は、綺麗なオレンジになります。
かなり派手な色になる可能性があり染色時間に注意が必要です。

ヘアワックス
ヘアワックスとは、動植物の表面にある常温で固形の油脂を、ヘアスタイルをまとめるために調整したヘアケア製品です。
ヘアワックスは、固めてクセづけする整髪料とは違い、動きのある毛流れ、ナチュラルなスタイルをつくるのが特徴です。
近年爆発的に普及したレイヤーやシャギーによって毛の根元から毛先に向かってだんだんと髪の量を少なくし、髪を軽く見せるカットとその「エアリー感」の人気によって一般的になります。
「エアリー感」ブームそのものは去って大きく取り上げられる事こそなくなったものの、現在では広く一般化している。結果として、軽くて、流れのあるスタイルを作ることのできるヘアワックスも一般化していました。