ヘアマニキュア
ヘアマニキュアとは、カラーリンスやカラートリートメントと同類の酸性染料の一種で、2〜4週間程度の色持ちする半永久染毛剤です。
毛髪の表面のタンパク質だけが酸性染料と結合するため、ヘアカラーやヘアダイのような毛の奥深くまで染まるものよりも、傷みが少ないです。
タンパク質に染まりやすく、ヘアマニキュアを使う際に手やえり足への付着に注意します。
マイナスイオンの酸性染料とキューティクル表面のプラスイオンが結合するが、内部のメラニン色素は脱色されないため、濃い毛髪を明るい色にするのは難しいです。
仕上がりは、元の髪の色にヘアマニキュアの染料の色がプラスされた色調になります。
キューティクルへの染色であり、シャンプーやブラッシングによって色落ちします。

ブラシ
ブラシとは、ヘアセット・メイク・ネイルと幅広い分野に用いられる道具で、余分なメイクパウダーを払い落とすハケ状のものも含まれます。
ヘア用ブラシは、材質として、髪に当る部分が豚毛や馬毛のものはブラッシング用に、ナイロン製・硬質プラスチックでまばらなものは髪のほぐしに使われます。
カール・セットの際には、ロールブラシやハーフラウンドブラシ、メイクアップ用には、眉を整えるアイブロウ・マスカラブラシ・チークカラーをのせるフェイスブラシなど多様です。
ネイルブラシは、ネイルカラーをする前に爪の垢や汚れを取ります。
ナイロンブラシは静電気が出やすいが、近年イオン処理を施した静電防止ブラシもあります。
ブラシは細菌が繁殖しやすい為、手入れも忘れずにおこないましょう。

フィトスフィンゴシン
フィトスフィンゴシンとは、皮膚角質層内にある保湿・柔軟成分であるセラミドの前駆体（セラミドになる前の物質）であり、植物性セラミドに多く含まれます。
保湿の目的では、セラミドそのものを補給するよりも、前駆体のフィトスフィンゴシンを補給したほうが、吸収率もよいです。
セラミドは、脂肪酸とフィトスフィンゴシンの結合体なので、脂肪酸のついていない形のほうが、効率よく作用します。
皮膚脂質バリヤーを作り、皮膚や毛髪のしっとり効果・柔軟性を保たせます。
皮膚の老化にともなって減少する成分なので、他のセラミド化合物やコレステロールなどと共に、化粧品として補給します。
ヘアケア製品や、美容石けんにも配合され、角質ケアの一環とされます。