除毛剤
除毛剤とは、ムダ毛の部分にクリームを塗ることで皮膚上の毛を溶かしたり、専用シートを貼り付けて剥すことで、ムダ毛を取り除いてしまうものです。
脱毛剤といわれることもあります。
使い方はクリームをぬって、10分ほど皮膚のムダ毛に浸透するのを待ってから、ふき取る、もしくはシートを貼り付けてはがすだけです。
使用方法が簡単なことと、広範囲に処理できること、そして値段が比較的安いことから、人気があります。
ただ、あくまで皮膚上のムダ毛を除毛するものであって、完全な脱毛でないことだけ注意しておきましょう。
つまり、毛穴の奥の毛根はそのままで、表面のムダ毛だけが除去されている、という状態になります。
ですので、ある程度の時間、早ければ3日ほどでまた毛が生えてきます。
シェービングのように、剃った後の毛先のちくちく感やカミソリ負けや黒ずみのようになる恐れがないのですが、あまりに敏感肌の人はお肌がかぶれる恐れもありますので、この点だけは気をつけたいところです。
部分的にちょこっと試してみてから全体に使っていきましょう。
また、肌でも特に敏感な部分、顔やビキニラインなどは、ボディ用とは別に専用のものを使用した方が無難です。
除毛剤は、完全な脱毛ではないにせよ、仕上がりはきれいなので、緊急時、急に明日、海にいくことになった、というような時には、とても便利です。
ほかに除毛剤と似たものとして、抑毛剤というものがあります。
抑毛剤は、ムダ毛の発毛の原因となる男性ホルモンを抑制することでムダ毛対策をします。
代表的なのは豆乳ローションです。
脱毛、除毛、抑毛、と混乱してしまいますが、大きく分けると、二つになります。
それは、毛根細胞を傷つけない一時的な脱毛であるdepilation(デピレーション)と、毛根細胞を傷つけることで半永久的に脱毛するepilation(エピレーション)です。
除毛剤、脱毛剤、抑毛剤は、発毛の大元である細胞を傷つけはしませんから、デピレーションにあたります。
そして、エステなどのレーザー脱毛は、毛根にレーザーを照射することで脱毛する仕組みですから、エピレーションということになります。