レーザー脱毛によるトラブル
レーザー脱毛は医療行為です。
脱毛はエステサロンでと考えられている方も多いと思いますが、エステで施術を受けるより医療機関であるクリニックの方が安心な理由があるのです。
エステでは認識不足のエステティシャンによる脱毛行為により、火傷(やけど)などのトラブルに巻き込まれるケースがあります。
もし、クリニックなどの医療機関での施術で火傷などが起こった場合は、火傷のトラブルに対して適切な医療処置が行え、トラブルを最小限にとどめてくれますが、エステでは医療行為は行えないためキチンとした応急処置や、薬による処方もできません。
そのため、エステでレーザー脱毛の施術を受けて、火傷をしたけど、その後の対処をきちんとしてもらえなかったというケースも多々見られます。
*日本美容医療協会 オンライン公開相談室の脱毛をご参照下さい。
レーザー脱毛をするからといって必ずしもトラブルになるとは限りませんが、何かあった時はきちんと対処してくれるクリニックを選びたいですね。
せっかく脱毛しても、シミやあざが残るようでは、がっかりです。
医療レーザー脱毛・クリニックを選ぶポイント
医療レーザー脱毛の副作用でも書きましたが、医療レーザー脱毛後のトラブルとして
下記のような症状があらわれるケースがあります。
レーザ脱毛後の赤みやもり上がり
レーザーを当てた直後から毛根を中心に皮膚が赤くなり、少しもり上がった状態になります。
これは毛根がやけどをおこしたことによる正常な反応で、こうならないと脱毛の効果は
ないといわれています。通常1日で赤み、もり上がりは消えます。
色素沈着
体質により毛根に一致して茶色く色素沈着がおこることがまれにあります。
色素沈着は2~3ヶ月で自然に治まるといわれてます。
毛嚢炎のような症状
レーザーを当てた後、毛の埋もれている部分が皮膚の下に留まり毛嚢炎のような症状に
なることがあります。これは皮膚の角質がはがれ落ちるに従って自然に外に排出されます。
こういったトラブルは、医療レーザー脱毛を受ける人の体質などにより、絶対ならないとは、お約束できないものです。
なので、レーザー脱毛は全く痛くないとか、副作用は全くないというクリニックやエステなどを信用しないことです。
その他に、医療レーザー脱毛を受ける美容外科や皮膚科を選ぶポイントとしては
・完全予約制
・無料のカウンセリングがあり、医師の診断を受けられる
・無料で体験脱毛をさせてくれる
といったところを選びましょう。
予約制ではなく、次から次に来る患者を診ているようなクリニックでは、治療もやっつけ仕事になりがちです。
また、カウンセリングは重要です。人それぞれの体質、毛質がありますから、それに応じた対応をしてくれるところでなければ安心できません。
上記のようなレーザー脱毛後のトラブルなども考えると、体験脱毛はやっておきたいですよね。
医療レーザー脱毛はクリニックで
そもそも医療レーザー脱毛と言われているのですから、レーザー脱毛は医療行為です。
『レーザー脱毛』や『電気針による脱毛』などは身体の組織に直接影響を与えるわけですから、医療行為に当たるのです。
そのため、これらの脱毛を非医療機関で行うことは違法であるというのが厚生労働省の見解です。
広告などでよく見かけるため、脱毛はエステで行うものと思っている方も多いようですがレーザー脱毛は医師免許をもっている者しかできない行為、また、医療レーザー脱毛機も医療機関でしか買えないようになっているため、エステでのレーザー脱毛は事実上できないことになっています。
仮に医療レーザー脱毛機をエステに卸す業者があったとしたら、その業者は見つかると罰せられます。
エステでのレーザー脱毛によるトラブルにもありますが、トラブルがあっても対処できないのがエステです。
なので、レーザー脱毛は医療機関でうけましょう。