歯列矯正成人の場合
歯列矯正 成人の場合は、いくつか気をつけておくポイントがあります。
歯列矯正は、歯を正常な位置に動かし、維持されるまで固定するため、歯の周辺の骨や歯茎の代謝が悪くなります。
年齢が高ければ高いほど、歯周りの代謝低下による影響が高くなるため、弱いチカラでしか矯正を行えない分、治療にかかる期間も子どもに比べると長くなります。
歯列矯正を行っている間は、しゃべりにくくなってしまう場合があるので、話すことを仕事にしている教師や電話を利用した仕事をしている方には仕事にも影響がある場合があります。
長い期間、装置をつけつづける必要があるため、その期間は歯磨きしても磨き残しができやすいため、虫歯や歯周病になってしまうリスクもともなうため、歯磨きを徹底して習慣化することは最低条件といえるでしょう。
治療期間の目安としては、1年から2年の間は矯正装置をつけ続け、以降2年程度、取り外し可能なリテーナーと呼ばれるマウスピースのような装置に切り替え、就寝時のみ装着するというカタチになるため、4年から5年という長期間の治療が必要になりますが、生涯、歯並びの悩みを持ち続ける場合と比べると必要な期間ともいえます。
治療費の目安は、100万円程度と言われていますが、健康に影響を及ぼすと診断された場合、保険がおりるため、個人負担額はかなり安く抑えられます。
初期にかかる費用のほかに、1回で数千円の治療費がかかる定期健診も必要になります。
定期健診は、矯正された歯の状況をみるために行い、通院する回数も少なくなってきますが、場合によっては歯が矯正前の位置に戻ってしまう危険性もあるため、こまめに通院するのがおすすめです。
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