インスリン
インスリンとは、血液中のブドウ糖を取り込み、エネルギーとして利用するため、すい臓から分泌されるホルモンの一種です。
インスリンは、ランゲルハンス島という島状細胞の集まりのベータ（β）細胞から分泌されます。
食生活の乱れやストレスで、インスリンが分泌されにくくなると、本来エネルギーを熱に変え、グリコーゲンとなって肝臓に蓄えられるはずのブドウ糖が、尿中に出てしまう「糖尿病」になります。
逆に、健康体であれば食後に血糖が急に上昇するとインシュリンが過剰に分泌し、余分なブドウ糖を中性脂肪に変えて蓄えようとします。
この働きを逆手にとり、血糖値を急激に上げない食事の工夫をし、低インシュリン状態を保つ「低インシュリンダイエット」があります。

イソプロパノール
イソプロパノールとは、エタノールの系列にある一価のアルコールです。
水や油などと混合しやすく、エタノールよりも色々な成分を溶解できる水性成分です｡
イソプロパノールはエタノールと似た成分で殺菌力が強く、防腐剤としても使われるが、皮膚（特に粘膜）から吸収されて毒性も強いので、実は、労働安全衛生法（有機溶剤中毒予防規則）で規制されている溶剤でもあります。
特に油性の原料や顔料を溶解するため、安価な化粧品に多用されています。
収れん作用があるとして入れられている場合もあるが、それはエタノールよりも脱脂作用が強く、皮膚への刺激が強いためと考えられます。
医薬部外品では、表示されない場合もあるので注意が必要です。

アンバー
アンバーとは、琥珀のことで、古来より治療や癒しに使われてきた石です。
琥珀は、太古の樹木からでた樹液が長い年月の間に化石化したものをいいます。
透明な茶色の宝石であり、中には虫が閉じ込められてしまったものもあります。
琥珀には癒しの力があると信じられており、医学的には証明されていないが、リウマチの痛みが和らいだり、甲状腺の病気に効果があるといわれています。
また、熱を加えると樹木の香りを放ち、粉状にしたものをマッサージに使ったり、他のものと混ぜて塗り薬として使ったりしている事もあります。
現在でも、美容サロンで使っているところもあります。