審美歯科
審美歯科が最近、話題になっています。
審美歯科とは口元をきれいにする歯科診療で、虫歯や歯周病などの病気を治すだけでなく、歯をきれいにしながら治すのが審美歯科です。
きれいな歯並びにすることによって、虫歯、歯周炎、口臭、歯の変色などお口のトラブルを防ぐことができ、また, 美しい口元は笑顔、清潔感、さわやかさをあたえます。
さらに、長い人生一生自分の歯を持つことは大切なことです。
歯並びを直し、健康を取り戻し、歯や歯茎を美しくすることです。
これらは全て審美歯科の治療にはいります。
治療期間としては、年齢や症状によって違いますが、やはり1年半前後かかります。
部分的な歯の矯正や、ちょっとした歯の矯正もでき、1本から歯の矯正はできます。
歯列矯正治療は一部の例外をのぞいて健康保険が利きません。
通常は矯正装置料プラス月々の調整料で、トータル80万~100万前後かかるようです。
また、最近ブームなのが、歯を白くしたい人たちが増加しています。
歯を白くする方法として審美歯科では、歯を削らないホワイトニングと歯に人口材料をかぶせるラミネートなどがあります。
ホワイトニングは薬剤で色を変化させる技術です。
大きな長所は歯を削らないということです。
しかし歯に汚れがついていたり、むし歯や歯周病があると処理できず、ホワイトニングをする為には口中の充分清潔にしておくことが重要です。
また、歯科医で行うオフィスブリーチングと家庭でできるホームブリーチングを、組み合わせると効果を高めます。
ラミネートというのは表面のエナメル質を0.5mm程度削り、セラミックスの薄いシェルを作り、接着剤で貼り付ける方法です。
すき間のある歯や不揃いな歯、欠けた歯を、すばやくきれいに修正することが出来ます。
この他、クラウン歯の全面を削り、セラミックスやハイブリット素材の冠(クラウン)をかぶせ、歯の形、色、機能を再現する治療法もあります。
気になるホワイトニングの料金ですが、歯科医院によって異なりますが、高い場合は数十万円から低い場合は1万円を下まわることもあります。
ホワイトニング費用の決定要因は、歯科医によるところが大きく、基本的に歯科医院の立地、導入機械や設備などに影響されます。
歯列矯正 現状
歯列矯正の現状として、話題になるのは、日本の保険制度の問題があげられます。
日本の保険制度は、歯科医による歯科治療に対して保険が下りるため、歯の病気に関する対策を軽視してしまう傾向にあります。
しかし、歯並びが悪いなどの歯列矯正に関しては病気として扱われないため、保険が非適用です。
逆に先天的に歯列矯正の必要性がある方にとっては、不公平と言わざるをえない現状ですが、アメリカでは、歯の病気が原因で身体の不調につながることが理解されている上、歯科治療に保険が下りないため、歯磨きだけでなくフロスの習慣もあります。
将来的に歯科治療費をかけないための対策として、子供のころから、5~6千ドル(65~78万円)かけて歯列矯正をすることも一般的です。
日本では、歯列矯正にかかる費用が60~130万円が相場だと言われていますので、日本での歯列矯正にかかる費用は、標準的だといえます。
歯列矯正の現状は、こうした保険の適用・非適用による費用の問題のほかに治療にかかる期間も話題になります。
歯列矯正は、従来のブラケットとワイヤーを利用して強い力で歯を矯正する一般のブラケット矯正以外にも歯列矯正の装置を摩擦抵抗の少ない特殊のブラケットにし、弱い力で歯を矯正する『デーモンシステム』や歯の付け根部分の硬い骨にヒビを入れることで矯正する『コルチコトミー』、人工の歯を埋め込む入れ歯に代わる新しい歯科治療のインプラントの技術を利用した『インプラント矯正』などは、通常子供でも1年以上かかるといわれる矯正期間を半年強で完了することができるようになっています。
アメリカの歯列矯正の現状は、歯列矯正が一般的なため、ホワイトゴールドでできた矯正装置をつけ、堂々と見せる習慣があります。
それに対して、日本の歯列矯正の現状は、ブラケットが目立たないプラスチック製やセラミック製のものや、リンガルブラケットという歯の裏側につける装置で矯正する方法が増えてきてる半面、歯列矯正装置のブラケットにカラーゴムをつけ、オシャレに矯正期間を楽しむというアメリカ的な傾向も出てきており、さまざまな選択ができるようになってきています。
歯列矯正 方法
歯列矯正の方法にも、最近では、さまざまな方法が増えてきました。
歯列矯正と言われて、最初に思い出すのは、ワイヤーのようなものを歯の前面につけたものだと思います。
そのワイヤーは、ブラケットと呼ばれており、金属(メタル)、セラミック、プラスチックなどの素材でてきています。
歯列矯正の方法としても『通常のブラケット』と呼ばれています。
金属でできたメタルブラケットが最も治療費が安くスタンダードなもので、以前のものと比べて、金属のてかりが少なく、ギラギラ感がなくなりましたが、それよりも目立たないのが、プラスチックブラケットやセラミックブラケットになります。
しかし、さらに目立たない方法が、歯の裏側にブラケットをつけることですが、その歯列矯正の方法は『リンガルブラケット』と呼ばれています。
『リンガルブラケット』は、『通常のブラケット』に比べると治療費が割高なだけでなく、裏側の歯磨きに時間がかかったり、舌に触れる違和感などがデメリットとしてあげられます。
失ってしまった歯を取り戻す最新技術として話題になった『インプラント』の技術を利用した『インプラント矯正』もあります。
顎の骨にSMAPやK-1システム、MIA(マイクロインプラント)と呼ばれる装置を埋め込むことで歯を動かす方法です。
そのなかでも、注目されている最新の歯列矯正法が『デーモンシステム』です。
デーモンシステムというのは、デーモンセルフライゲーティングブラケットといわれる新しく開発された弱い力で歯を矯正する最新の治療法です。
デーモンシステムは、通常のブラケットのように強いチカラで歯を矯正しないため、歯や歯茎への負担も軽く治療期間が大幅に短くなるというメリットもあります。
他にも歯を抜いたり、ブラケットで矯正するのではなく、歯列矯正する『コルチコトミー』という方法もあります。
歯茎部分にスジを入れるように、表面の硬い皮質骨を除去し、内側のやわらかい海面骨にヒビをいれ、歯が正しい場所に動きやすいようにする治療方法です。
そのため、まれに腫れなどによる痛みが伴いますが、コルチコトミーも治療期間を短縮することが可能です。
日本では歯列矯正方法としてワイヤーでしめつけるアメリカ式のものがほとんどですが、最近では、ドイツで70%以上が利用しているヨーロッパ主流の方法で、矯正装置が取り外し可能な『床矯正』も利用されるようになりました。
それぞれ治療期間や費用、矯正期間中の感じも異なりますし、治療法によっては、若年者は利用できない場合がありますので、ご利用の歯科医に相談して、一番自分にあった歯列矯正の方法を利用し、きれいな歯のステキな笑顔を手に入れてください。