毛穴の病気とにきびの感染
<毛穴 病気>
「きちんとセルフケアしているのに、全然にきびがよくならない…」そんな発疹があったら、もしかしたらそれはにきびではなく、別の病気かもしれません。
よく間違えられるのがおできで、額などの固い部分にできるものを「めんちょう」と呼ばれます。
にきびの悪化したひどいもの、とかん違いされがちですが、にきびとは別のもので、膿んで大きく赤く腫れあがり、触ると痛いのが特徴です。
原因は今のところ、わかっていません。
にきびと同様、もちろん自分でつぶしてはいけません。
二の腕やフェイスラインに小さなブツブツが密集してできる「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」は、俗にさめ肌や鳥肌とも呼ばれます。
このブツブツは毛穴にでき、角栓も見られますが、年齢を重ねると症状が軽くなる傾向があります。
「汗管腫」は汗の穴にできる小さな水泡のような腫瘍です。
目の周りによく見られ、肌と同じ色か、やや褐色がかっています。
無理につめでほじくって取ろうとしてはいけません。
取り除くには、皮膚科での治療が必要です。
他には、「かみそり負け」もありますが、これは髭剃りやうぶ毛を剃る際にかみそりでついてしまった皮膚の小さな傷から、肌にもともとあったブドウ球菌が入り込み炎症を起こしてしまったものです。
かみそり負けは見た目に悪いだけでなく、ひりひりと痛みも伴います。
ジェルやフォームをつけずに直接剃ることをしなければ、予防することができます。
毛穴の病気、皮膚の病気にはセルフケアではどうにもならないものがありますので、気になったらまず皮膚科を受診してください。
<にきび 感染>
お化粧をする女性の方は、例えばファンデーションを塗るスポンジなど、どれくらいの頻度で洗浄していますか?
週に1回洗っている人もいれば、ほとんど洗っていないという人もいると思います。
何日も洗わずに使い続けているファンデーションのスポンジを電子顕微鏡で見たところ、たくさんのアクネ菌がうごめいていた、という話があるそうです。
自分自身にもアクネ菌は存在するのですが、にきび肌の人のメイク道具を借りることによって、アクネ菌が増えてしまう可能性があります。
にきびがうつる、というと少し響きが悪いですが、やはり他人のメイク道具を借りて使うことは避けたほうがよいですね。
自分が使っているメイク道具も、とくににきびのできやすい部分に触れるスポンジなどは、3日に1度くらい洗うように習慣づけたほうがよいでしょう。
うごめくアクネ菌を想像すると、毎日でも洗いたくなってしまうかもしれませんね。
せっかく洗顔や保湿でにきびケアに心がけていても、思いがけずメイクからにきびの原因菌を引き寄せてはいつまで経っても治らないこともあります。
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