爪白癬
爪白癬とは、爪に白癬菌（ミズムシと同じカビの菌）が侵入して起こる病気です。
爪が黄色く変色したり、表面が凸凹に変形し、もろくなります。
爪白癬の進行は、最初のうち爪床の部分、つまり爪が生えている下の皮膚で隠れている部分からかかり、徐々に表面へ侵食してくるため、わかりにくいです。
爪が白く濁り、爪郭（つめの輪郭部）にささくれや黄ばみ・巻き爪が多く発生するようであれば、爪白癬の疑いがあります。
爪には、白癬菌の栄養源となるケラチンというタンパク質が豊富にある為、爪がなくならない限り存在しつづけます。
通常、痒みなどの自覚症状がなく放置されやすいのが現状です。
治療は皮膚科で外用薬を塗るほか、内服薬で身体の中から菌を退治するが、半年以上かかる根気のいる病気ですので諦めずに根気よく治療してください。。

炭酸プロピレン
炭酸プロピレンとは、アルコールと二酸化炭素（炭酸）から得られたエステル系の溶剤です。
主に、ネイルエナメルやリムーバーなどに用いる液状成分です。
炭酸プロピレンは、ネイルエナメルのほか、リップスティックやメイクアップ化粧品（マスカラなど）に、皮膜を作り汗などによるにじみを防ぐ為に配合されます。
ボディーマッサージ用ジェルやチンキ剤に入れられる場合もあります。
爪を乾燥させもろくするアセトンの代わりに（アセトンフリー）爪が白くならないネイルリムーバーのベースとして、近年使われるようになりました。
爪強化クリームタイプのリムーバーやスティックタイプもあります。
指定成分ではないが、皮膚への塗布によりステロイド剤同様の催奇形性の疑いも報告されています。

酢酸ブチル
酢酸ブチルとは、ネイルエナメルに用いられる液状ベースになる成分で、皮膜形成剤や顔料などの成分を溶解する溶剤です。
引火性が強いので取り扱いや保存場所には注意が必要です。
酢酸ブチルには、独特な甘酸っぱい臭い（いわゆる果実臭）がするが、吸入すると強い毒性があり頭痛のもとになるので、ネイルの蓋をとって直接臭いをかぐのは健康上よくありません。
高濃度の蒸気を吸入すると中毒を起こす恐れがあります。
引火性の液体で可燃性があり、火の気のあるキッチンなどにはおかないように注意してください。
また、静電気も帯電しやすく具体的な引火温度は28℃前後であり、ネイルの保管は冷暗所が好ましいです。
手など皮膚についてしまったらすぐ洗い流すことも心掛けましょう。
酢酸ブチルと同類のものに、酢酸エチルがあります。