「プチ整形基礎知識」

太田母斑
太田母斑とは幼少の頃から目立つ濃い青い色のアザをいいます。
太田母斑は、顔にできる青〜褐色のアザの一種です。
額、こめかみ、まぶた、ほほ、小鼻等、片手を髪の生え際に沿って顔に当てた時、隠れる範囲に分布します。
生まれつきのもの、思春期に発症するものが多く、生まれつきのものでも、思春期に範囲が広がったり、色が濃くなることがあるようです。
また、思春期をすぎた女性にも、目のまわりなどにこのようなアザが出現する場合があります。
アザの現れる範囲は、人によってさまざまです。
顔の片側だけに生じることが多いのですが、両側に生じることもあります。また、眼球に生じる場合もあります。
真皮に起こっている色素沈着になるので、このようなタイプに効果的なのは医師によるレーザー治療です。

「プチ整形基礎知識」

ベルロック皮膚炎
ベルロックとは、首飾りのこと。
ベルロック皮膚炎は、ベルガモットなど柑橘系香料の不純物の光毒性によって色素沈着をもたらす皮膚炎のことです。
主に、香水・オーデコロンが原因で香水かぶれという事です。
原料のベルガモット油が日光に当たると炎症となり、シミになります。
吹き出物の後のシミも、炎症がシミになるという事なんで、同じ理由があげられます。
対策は、ビタミンＣの内服が、治療にも予防にも最良です。
現代の香水使用ではほとんど見られなくなっています。

・ソバカスを薄くするにはビタミンＣを補給する事で薄くすることは可能。
ソバカスは遺伝性なので、ソバカスを治すことはできません。

・アザ、ホクロは基本的に、うまれつきのものです。
対策はレーザー治療などの治療で改善できます。

・色素異常（やけど痕など）メラニンが無くなってしまった状態です。「白アザ」といいます。

「プチ整形基礎知識」

炎症後色素沈着とは
炎症後色素沈着とは湿疹やニキビ跡、化粧品によるかぶれなどによって起こる色素沈着のことをいいます。
また、やけど、日焼けやけがの跡が、黒くなった経験がある方は多いと思います。
これが炎症後色素沈着です。
これは、おもに皮膚が炎症（やけど、日焼け、けが、湿疹やアトピーも炎症です）をおこすと皮膚の色を決めるメラニン色素が増えてしまい、黒っぽく見えます。
炎症をおこしているときは血液の流れも多くなり、赤くもなります。
ステロイドの塗り薬を使うとまず、赤みが治ってきます。
そのため、黒っぽさが目立ってしまいます。
ひどい場合には皮膚がでこぼこになってしまったり、顔全体が赤ら顔になることもあります。
半年程度で薄くなることもありますが、間違ったケアをしてしまうと悪くしてしまうこともあるので気をつけましょう。
医師によるレーザー治療なら完全に消すことができますし、肌の調子をよくすることができます。