「プチ整形基礎知識」

プロテーゼ(人口軟骨)法とは
隆鼻術の種類には、プロテーゼと呼ばれる人工軟骨を使用する方法があります。
医療用素材のシリコンで作られ、体への害がなく、アメリカの厚生省でも認可されている素材ですので体内で溶けたり、異常反応をおこすこともありません。
また、発がんの危険性もありません。
隆鼻術で用いられるプロテーゼは、3種類あり、鼻筋を通したいならＩ字型、鼻先も高くするならＬ字型、鼻の付け根だけ高くするなら短いＩ字型のものを用います。
多くのクリニックでは、X線撮影なども利用し、それぞれの顔のバランス、鼻の形にあわせて形成したプロテーゼを使用し、イメージどおりの鼻を作ることが出来ます。
プロテーゼは鼻骨という骨と、それを覆う骨膜の間に入れるので、触ったり、動いたり、ぶつけたり、殴られたりしても、ずれる心配はありません。
ただし、鼻の骨が折れた場合は、ずれる可能性があります。

＜隆鼻術後の注意点＞
隆鼻術後の注意点は、個人差はありますが、5日〜7日間ほど腫れが出ます。
特に術後2〜3日は腫れがひどく現れる為、外出は難しいと考えてください。
隆鼻術を受けた半数くらいの人は、目のまわりに軽度の内出血が出ることがありますが、4〜5日で消えると云われています。
化粧、洗顔、入浴などは手術直後から可能ですが、抜糸までの1週間は、傷口は濡らさないよう注意が必要です。

「プチ整形基礎知識」

レスチレン
レスチレンとは、人体の皮膚成分の一つであるヒヤルロン酸を主な成分とする最新のものです。
シワ部分にレスチレンを注入すると、ヒヤルロン酸が水分を吸収して細胞が膨張します。
レスチレンは天然物質であるため、コラーゲンのようなアルレギ反応はなく、自然に体に吸収されていきます。
持続時間は、皮膚の状態や生活スタイル、歳、元々のシワの状態などで個人差がありますが一般的には６か月〜1年間程度、効果が持続すると言われています。
手術などとは違いダウンタイムがありませんし、シワが自然的になくなるのです。
個人差はあるものの効果をすぐに実感することができるのが特徴です。

＜補足＞
レスチレンはスウェーデンのQ-med社が先端の生命工学技術で開発しました。
平成１２年だけで、全世界的に約３０万の施術が行われたという通計が発表されるほど、その効果と安全性を認定されています。

「プチ整形基礎知識」

老人性色素斑(茶じみ）
老人性ゆう贅、老人性色素斑とは、どちらも皮膚の老化現象で、青年期以後にできる皮膚のシミです。
どこにでもできるものですが、顔にできることが多いです。
加齢とともに肌の細胞の傷みから、保護するようにメラニンが生じてきます。
老人性ゆう贅は、米粒の半分くらいからそら豆くらいの大きさで、淡褐色から黒褐色の扁平で、隆起した皮疹で表面がいぼ状や角化性になることもあります。
老人性色素斑はこめかみや頬、手足によく見られる茶色いしみで、これらは加齢による変化で、紫外線の影響で濃くなってしまいます。
どちらも自覚症状はなく、単発も多発もします。
予防法もなく、体質にもよるようです。
加齢と日光が原因でこれは成人以前にはまず見られません。
レーザーの照射により治療が可能です。