ひび割れ対策
潤いのある肌はひび割れないのは、ご存知ですか。
潤いです。
顔は表にでていますので乾燥しがちですが、毛根に付属した脂腺から油の分泌があるそうで、乾燥には強いそうです。
顔は、皆な念入りにお手入れをしますが、見えない部分になると何も手入れをしません。
その手入れをしていない箇所にひび割れが起きます。
しかも、顔に比べ、あまり油の分泌がないところにひび割れが起きます。
それが、かかとです。
かかとのひび割れは、かかとは、乾燥して水分がなくなり、硬直してしまいます。
柔らかさがなく、それが原因で、ひび割れてしまいます。
またビタミンAなどの栄養不足からもひび割れを起こすそうです。
かかとが乾燥してくるとひび割れ、それが、歩行時に痛みを伴う事があります。
予防策としては、毎日、入浴後に、クリームを使用して、かかとにクリームをすり込むことです。
毎日のかかとケアをかかさず行なえば、ひび割れが解消するでしょう。
ひび割れてから痛い思いをするよりも、毎日のケアにより、ひび割れにならないように事前にケアしましょう。
では、どのようなクリームを使用すればいいのでしょうか。
特に高級クリームを使う必要はなく、最初は刺激性のない白色ワセリンを使ってみましょう。
白色ワセリンはアトピー性皮膚炎の方のスキンケアに用いる事ができるくらいなので刺激性がありません。
日本薬局方の白色ワセリンは50gで300円ぐらいで販売しています。
さらに、クリームを塗ったあとは靴下を履くようにすれば、冷え性のある人にも最適です。
毎年、いつもひび割れてしまう場合は、ひび割れではなく水虫も考えられます。
趾間(しかん)型、小水疱(しょうすいほう)型という水虫の種類で水虫の90%を占めていますが、趾間型、小水疱型の水虫を永年放置していると、角化型の水虫になってしまう事があります。
角化型の水虫になると、足裏全体が厚くなって皮がむけてきます。
あまり、痒みは伴いません。
角化型水虫は、時に爪白癬(つめはくせん)と言って、足の爪に、水虫の原因菌である白癬菌がとりつく事もあります。
角化型水虫、爪白癬は、市販の塗り薬では治療できません。
白癬菌はカビの一種なので、抗カビ作用がある飲み薬の服薬が必要です。
夏の水虫を永年十分に治療しなかったヒトは角化型水虫にも注意が必要で、夏に症状が軽くなり、冬になるとひび割れてしまうことを繰り返し見られる場合は、痒みのない水虫かもしれません。
一度皮膚科を受診してみましょう。