脂肪溶解注射(メソセラピー)について
◆脂肪溶解注射(メソセラピー)のトラブル◆
大多数の人は脂肪吸引の結果に満足しているが、外科手術にはリスクがある。
最終的に治療を選択するのは患者自身であり、リスクを負う覚悟が必要である。
脂肪溶解注射(メソセラピー)施術後に現れる、主なトラブルについてまとめてみました。
1.
注射による内出血、腫れ、痛みが現れる。
しかし、通常は1週間程度で治癒する。
2.
体調により、胸焼けのような感じがしたり、
軽い動悸でのぼせ気味になったりすることもある。
3.
筋肉痛のような鈍痛が残る。
4.
ちりちりと焼けるような感じがある。
5.
非常に稀に、悪心や嘔吐といったアレルギー反応を起こす場合もある。
美容外科手術で「美しさや快適さ」というメリットと「合併症」というリスクを患者自身の価値観で判断することになる。
【合併症】FDAでは、脂肪吸引で起こりうる合併症に関して、最悪の事態を想定して次のように示している。
【感染】切開し、体の内部に器具を挿入する手術なので、感染の可能性はある。治療後の傷を清潔にすることは大切だが、そうしていても感染することもある。
【塞栓症】脂肪吸引手術で良く知られた怖い合併症である。
術式の進歩によって術中の出血は減ったとはいえ、
吸引時に血管に損傷を与えることは避けられない。
その破れた血管から死亡の塊や固まった血の塊が入り込むと、
血管を詰まらせてしまうことがある。
これが塞栓症である。
【内臓の破損】数ミリの切開部にカニューラを挿入して脂肪を吸引するので
治療中はその正確な位置を把握できない。
そのため、内臓に穴を開けたり傷つけてしまう可能性がある。
【水腫】手術後に手術箇所に血清が溜まることがある。
【麻酔】脂肪吸引ではリドカインという麻酔が使用されることが多い。
チューメセント法ではこのリドカインを生理食塩水で薄めて治療箇所に注入する。
このリドカインの量を誤って大量に投与すると頭がぐらぐらする、不安になる、眠くなる、耳鳴りがする、発声が不明瞭になる、金属的な味を感じる、口や舌の感覚が麻痺する、筋肉の引き攣れや痙攣が起こるというような症状がでる。
【熱傷】超音波脂肪吸引術では、プルーブが熱くなり熱傷を起こす可能性がある。
【知覚異常】吸引した箇所で感覚の麻痺や知覚過敏といった異常がでる可能性がある。
知覚の変化が長期にわたるようであれば医師に告げたほうが良い。
【腫れ】数週間〜数ヶ月腫れが続くことがある。
【体液の不均衡】脂肪吸引時にはたくさんの液体を注入し、
体液を多く含む脂肪組織を取り除くので、体液の不均衡が起きる可能性がある。
人の体は腎臓の働きで体液量を一定にしていて、水を大量に飲んでもむくんでしまわないように出来ている。
この均衡が破られると細胞の働きが正常でなくなってしまう。
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