脂肪溶解注射(メソセラピー)について
◆脂肪溶解注射(メソセラピー)の薬剤成分◆
メソセラピー(Mesotherapy)とは薬剤を脂肪層のセルライトに直接注入して脂肪を溶解し排泄する痩身方法です。
脂肪溶解注射(メソセラピー)で使用される薬剤には、ホスファチジルコリン、ヒアルロニダーゼ、アミノフィリン、マンニトール、カフェイン、ルチン、L-カルニチン等があり、クリニックにより色々な配合をしている様です。
レシチンは脂肪を乳化させて溶解する作用があるので、これを直接脂肪に注射してその部分の脂肪が溶解させ、血中から腸管を経て排泄するのがメソセラピーの仕組です。
乳化作用や脂質代謝の改善、肝機能改善、美肌効果等の作用をもつ代表的なリン脂質、脳にも作用するらしく、記憶力倍増。
サプリメントでも売られていたり、食物にも入っています。(大豆)
その後、約1週間ほどで脂肪細胞が壊れ、血中吸収分解され、便や汗となって体外へ排出されます。
PPCは、欧米などで高脂血症や脂肪肝などの治療に使われているもので、医学的にも実績のある安全な薬剤です。
●ホスファチジルコリン:レシチン系
主成分であるホスファチジルコリン
Posphatidylcholine/PPCは、原材料は大豆から抽出したレシチンという自然の成分で、脂肪分解酵素リパーゼを作り出すことにより、脂肪細胞の細胞膜を不安定な状態にします。
●ヒアルロニダーゼ
皮膚中の細胞表面に結合したヒアルロン酸
(ムコ多糖類の一種)を分解する酵素です。
メソセラピーは新陳代謝を促して細胞の活性化を助け、中性脂肪をたまりにくくする作用もあります。
●アミノフィリン
中枢神経興奮薬で気管支平滑筋に作用して気管支を拡げる効果があります。
●マンニトール
マンニトール(別名:D-マンニット)は、自然界に最も多い糖アルコール成分で、乾燥から肌をを守る保湿効果があります。
安定性に優れ、酸化しにくく、ビタミンやアミノ酸の安定化剤としても使用され、界面活性剤の原料にもなります。
●カフェイン
カフェインは、医学的にはMethylxanthine(メチルキサンチン)と呼ばれる成分であり、脂肪の代謝を促して、細胞中の脂肪の量を減らす作用が科学的に証明されています。
これは、脂肪分解を抑制する酵素を阻害する作用となります。
●ルチン
ルチンはポリフェノールの仲間で、毛細血管を活性酸素の攻撃から守る抗酸化作用があり、コレストロールを下げ、血液をサラサラに保つ働きがあります。
動脈硬化や高脂血症などを改善し、ビタミンCの働きを助け、コラーゲンの生成に寄与します。
また、インシュリンの分泌を促すため、糖尿病予防にも効果があると言われています。
●L-カルニチン
L-カルニチンは、リジンとメチオニンというアミノ酸から肝臓や腎臓において合成され、筋肉細胞へのブドウ糖や遊離脂肪酸の受け渡しの部分で活躍している栄養素です。
体内では骨格筋、心筋に多く存在しています。
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