ヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは、体内のいたるところに存在する酸性ムコ多糖類。
「高い保水力」と「高い粘性」があるので、多量の水と結合して粘りのあるゲル状となり、組織構造の維持や細菌・毒物の侵入を防御し、肌組織の水分・潤滑性・柔軟性の保持に役立つ。
加齢により、体内のヒアルロン酸量は減少し、乾燥肌、肌荒れ、シワやたるみを悪化させる原因の一つにもなる。
<ヒアルロン酸の効果>
ヒアルロン酸の効果は何といってもその「保水力」にあり、皮膚をはじめとする体の中でも水分の多い部分に多く存在します。
皮膚の表面から表皮・真皮・皮下細胞の順に構成されていますが、ヒアルロン酸は特に真皮に多く含まれています。
加齢によって真皮でのヒアルロン酸が減少すると、肌の水分が十分に保てず、しわ、たるみ、乾燥肌の原因になります。
美容整形で、肌のしわ、たるみに対してヒアルロン酸注射・注入が使用されるのはこのためです。
またヒアルロン酸は皮膚以外にも眼球、関節液、血管などに多く含まれ、目の細胞間のクッションの働き、眼球の形を維持、関節の潤滑作用や緩衝作用、血管での動脈硬化を予防といった働きをもっています。
ヒアルロン酸を補うことで、これらの機能を改善する効果があります。
<ヒアルロン酸の摂取量の目安>
ヒアルロン酸の1日の摂取量の目安は20〜40代で、1日250mg〜400mg、40代より以降は400mg以上とされています。
食べ物から摂取できますが、ヒアルロン酸は身近な食品だと、魚の目玉やニワトリのトサカ、海草のぬめっている部分や豚の足、さめの軟骨、中華によくあるフカヒレなど、普段の食卓ではなかなか食べることのない食品に含まれており、日常的に摂取することは困難です。
その為、サプリメントなどを利用して、ヒアルロン酸不足を補う人が増えてきているのです。
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