プエラリア 副作用
プエラリア・ミリフィカ(Pueraria mirifica)はタイ北部の熱帯に自生するマメ科の植物で、現地では女性の若返りの薬として昔から愛用されてきました。
プエラリアには女性ホルモンのエストロゲン様作用を及ぼす物質が含まれており、これが豊胸効果をもたらすと言われています。
プエラリアの主な効果として
1.豊胸効果
2.美肌効果
3.生理不順の改善
4.更年期障害の改善
が挙げられます。
特に豊胸効果が抜群ということで、サプリメントやクリームとして人気のプエラリア・ミリフィカですが、「植物起源のエストロゲンだから安全」と言う宣伝文句に乗ってドンドン使っていると危険なようです。
外から女性ホルモンを安易に体内へ投入して補充すると、副作用によって体の他の部分に影響が出てしまうことも、知られています。
それなのに、プエラリアは本物のホルモンではない、植物起源のホルモン作用をする物質だからいくら飲んでも安全と言う誤解があるため平気で飲まれています。
女性ホルモンと同じ働きをするプエラリア・ミリフィカ成分を適量摂取することで、明らかな改善がみられたと多くの報告がある反面、過剰に摂取すれば女性ホルモンのバランスがくずれてしまうのです。
プエラリア・ミリフィカには、ミロエステロールと言う成分が含まれています。
ミロエステロールのホルモン作用は強力で、その強さは、ステロイドホルモンである、医師や薬剤師の指導が無ければ服用できないエストラジオールに匹敵します。
ミロエステロールにもエストラジオール同様のホルモン作用があるのです。
ステロイドホルモンを多量に摂取すると、強いホルモン作用によってホルモン代謝系を撹乱(かくらん)します。
継続すると本来の女性ホルモン分泌が抑えられてしまって、不妊症などの原因になりますが副作用があってもなかなか発見できず、何が原因なのかもなかなか特定できないのです。
さらに厄介なのは、服用してもすぐにそのような副作用が出るわけではなく、逆に症状が出てから服用をやめても、症状はすぐには止まらない点です。
過剰摂取には十分注意しましょう。
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