小顔 ボトックス
女性で小顔にあこがれている人は多いのではないでしょうか、美容整形の治療でボトックス注射による小顔ボトックス(エラボトックス)というのが人気を呼んでいるようです。
ボトックスはボツリヌス菌によって作り出される神経毒素で、7種類ある毒素のなかで一番安定で毒素の強いA型ボツリヌス毒素を主要成分とする薬です。
アメリカのアラガン社が1989年にボトックス注100という薬の承認を取得しました。
日本では「眼瞼けいれん」、「片側顔面けいれん」、「痙性斜頸」(けいせいしゃけい)の治療薬として厚生省に認可されています。
最近ではボトックス注射によって表情じわ、多汗症などが手術をしないで治療できるようになってきました。
エラが広がって顔が大きく見えるのは、下あごの骨である下顎骨(かがくこつ)に咬筋(こうきん)という筋肉がついているのですが、この食べ物をかむときに働く筋肉の咬筋が発達しすぎて大きくなっているのが原因です。
硬いものを食べる機会が多い人や、ガムをかむのが好きな人は咬筋が大きくなる咬筋肥大になり、エラがはって顔が大きく見えるようになるのです。
どうしてボトックス注射で小顔になるかというと、咬筋にボトックスを注射してマヒさせます。
マヒした咬筋は徐々に萎縮して、小さく薄くなります。
そのため、咬筋肥大が改善して顔が小さく見えるようになります。
小顔ボトックスの治療をうけた後は硬いものをなるべくかまないようにしたり、ガムをかむのをやめなければなりません。
咬筋がマヒしていますので、なるべく咬筋を使わないように気をつけましょう。
ボトックス注射の効果は1週間程であらわれ、個人差がありますが約半年効果が持続します。
薬の効果がなくなったら再度ボトックス注射をする必要があります。
小顔ボトックスの治療には健康保険が適用されません。
治療費の相場は、だいたい10万円くらいのようです。
治療を受ける前に電話やメールで相談して治療費や不安な点を問い合わせしておくと良いです。
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