ビオチン散
ビオチン散という薬があります。
そもそもビオチンとはなんでしょうか?ビタミンHとも呼ばれているビオチンは、ビタミンB群の免疫バランスを調節する栄養素なんです。
水溶性のビタミンで糖質・脂質、たんぱく質の代謝に、脂肪酸やアミノ酸の代謝に深くかかわり、エネルギーをつくりだす役割をしています。
ビオチンは、動物の肝臓や、ゆでた大豆、イワシやサバなどの缶詰に多く含まれています。
わたしたちの腸内細菌によって体内でもつくられているので、以前は不足することはないと考えることが普通でした。
しかし現代人の生活にありがちな、偏食や不規則な生活、便秘、一部の抗生剤や睡眠薬の摂取によって、不足してしまうことがあるということがわかってきています。
さらに、古い油を使った料理や、アルコール、コーヒーを多飲する人にも同様の理由が考えられており、意識してビオチン散をとるように心掛けなければ、次のような症状が起こる可能性があります。
ビオチン不足は美容にも油断大敵なんです。
ビオチン不足は、スキンケアに大切な「コラーゲン」の生成を低下させ、しみやしわ、脱毛や白髪、さらには疲労感やうつ病、肥満などの症状があらわれる可能性があるようです。
また、糖質やアミノ酸の代謝にも関係し、不足すると血液中に老廃物が蓄積してしまうということもあるようです。
最近の研究では、アレルギーの原因である「ヒスタミン」の過剰分泌を抑えることや、血糖値を下げる効果があることが分かってきました。
そのため、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの症状改善薬としても注目されています。
これらのことを踏まえてみると、ビオチンは私たちの生活には欠かせない栄養素であり、使ってみる価値のあるサプリメント(ビオチン散)といえるかもしれません。
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