ラノリン
ラノリンとは、羊毛を刈り取ってウールに仕上げる際に副産物として回収されるウールグリース(毛の根元についた固形油)を精製したものです。
ラノリンは、融点が40℃付近の淡黄色の蝋状物質です。
化粧品、医薬品以外に工業用用途としても、潤滑剤、繊維油剤、プラスチック、コンクリート、塗料・インキなど、さまざまな形で利用されています。
化粧品としては、口紅やクリームなどに用いられ、保水性に優れ、体温でゆっくり溶けて皮膚を保護します。
ヘアケア製品にも用いられます。
ラノリンには、その用途に応じ、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシルなどがあります。
いずれも、エモリエント効果があり、製品の硬さを調整します。
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