皮下脂肪と内臓脂肪について体内に蓄えられている脂肪のことを「中性脂肪」といいます。
お腹の皮膚の下にあって、摘むことができるのが皮下脂肪。
一方、腹部の内臓の周りにあるのが内臓脂肪です。
というわけで、皮下脂肪と内臓脂肪は別ものですが、構造的な差はありません。
一般に私たちが体脂肪と呼んでいるのは、この中性脂肪のことですが、これには、皮膚と筋肉の間にたまる脂肪の体の「皮下脂肪」と、内臓のまわりにつく脂肪の「内臓脂肪」の2種類があります。
お腹回りをはじめ、二の腕やヒップの下などについた皮下脂肪は、いわゆる“ぜい肉”ですが、エネルギーを蓄えたり、保温、内臓を外部からの衝撃から守り、和らげるクッションの役目も果たしています。
また女性にとっては、出産時のエネルギーとしても使われます。
内臓脂肪は、内臓の回りにつく脂肪のことで、臓器を支える役割をになっていますが必要以上に内臓脂肪が増えると、動脈硬化症、高血圧症、糖尿病、痛風、関節炎と言った生活習慣病の原因にもなり、健康上の弊害が現れてきます。
生活習慣病の多くは肥満と関係しています。
肥満=皮下脂肪と考えると、皮下脂肪を悪玉と考えがちです。
実は内臓脂肪(消化管の間の脂肪組織)が生活習慣病と関係しています。
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