脂肪の役割とは
脂肪(脂質)は、炭水化物(糖質)、タンパク質と並ぶ、食物の三大栄養素の一つです。まず、脂肪の役割を紹介します。
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脂肪組織に蓄えられた脂肪は、エネルギー源として必要なときに燃焼してくれ、足りないエネルギーを補給してくれます。
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脂肪は熱伝導率が低いので、体温保持などの保温作用を持っています。
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クッション的な役割を持っていて、内臓を正常な位置に保ったり、皮膚に外傷を受けにくくするとともに、更にその下の骨や筋肉が傷つけられないようにという働きがあります。
人間が生命を営む上に必要不可欠なエネルギー源です。
炭水化物(糖質)は日常生活の中で常に消費され、タンパク質は身体形成のために使用されますが、脂肪は体のエネルギー源不足になると威力を発揮するエネルギー源となり、エネルギーの貯蔵や保温をする、臓器を支えるなど、生命を維持するための重要な役割を果たしているのです。
ではここで体脂肪率とについて説明します。
・体は脂肪組織のほかに、筋肉や骨、内臓、 血液などでできている。
・体脂肪率(%)は体重にしめる脂肪組織の割合のことをいう。
・体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100 で計算される。
脂肪は炭水化物やタンパク質と比較すると2倍のエネルギーを放出でき、筋肉などの重要なタンパク質の減少を食い止め、食事など供給されないような状態の時には脂肪を主なエネルギー源として生命維持を図るという役割もあります。
体脂肪率を適正に
・体重と身長では肥満と痩せを決められない。
・適正体重は体脂肪率を加味して考える。
・体脂肪率による肥満と痩せ。
−−− や せ −− − 正 常 −− − 肥 満 −
男性 10%以下 15〜20% 25%以上
女性 15%以下 20〜25% 30%以上
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