アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダとは、世界三大医学の一つで、5千年以上も前からインドに伝わる精神面・肉体面の両方からのホリスティック(総合的)な伝統療法です。
アーユルヴェーダは、サンスクリット語で「生命の科学」を意味します。
西洋医学が、病気の症状を取り除く治療医学であるのに対し、アーユルヴェーダでは、体内エネルギー「ドーシャ」のバランスを整える事により、病気になりにくい心身を作ること、病気を予防し、健康を維持するという「予防医学」の考え方に立っています。
アーユルヴェーダでは、身体を構成するエネルギーを「ドーシャ」と呼んでおり、ドーシャが乱れると病気になるとの考え方です。
アーユルヴェーダでは、そのドーシャの乱れを「脈」で診ていきます。
女性の場合は左手、男性の場合は右手の脈を3本の指を使って詳細に見ます。
ドーシャは、「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つの生命エネルギーを持っていて、ヴァータやピッタ、カパを余計に増やしてしまうとドーシャが乱れ、病気になるとの考えです。
ヴァータが強い人は、比較的不規則な生活を志向されがちな方なので体を冷やしてはいけない、またカパが強い人は、出不精な方が多いのでテニスなどでしっかり運動するなど体質別の運動法などもわかってきます。
<VATA(ヴァータ)=運動のエネルギー>
・機能
運動、伝達、運搬、循環
・特徴
痩せていて太りにくい、皮膚や髪が乾燥しがち、快活、機敏、活発、順応性、不安、気分の変動、空虚、衝動的、便秘、冷え、不眠
<PITTA(ピッタ)=熱のエネルギー>
・機能
消化、代謝、理解力、燃焼
・特徴
中肉中背で筋肉質、短時間で熟睡可能、情熱的、知的、勇敢、怒りっぽい、短気、完璧主義、快便、皮膚が弱い、灼熱感や充血
<KAPHA(カファ)=安定のエネルギー>
・機能
結合、構造、持久力、潤い
・特徴
がっしり体格で太りやすい、丸顔、睡眠時間が長い、献身的、落ち着き、着実、こだわり、保守的、おおざっぱ、抑うる、体力、持久力、鼻水
日本ではオイルトリートメントやシローダーラ(額への油滴法)が有名です。
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