タラソセラピー(海洋療法)
タラソセラピーとは、海洋気候の中で、海水、海泥、海藻など海の資源を用いて身体の内側から活性化させ機能を高めていくフランス生まれのリラクゼーション・エステのこと。
タラソセラピーは、タラッサ(ギリシャ語で海)とセラピー(療法)を組み合わせて1868年に生まれた造語で、海が持つすべての効能を活用する自然海洋療法をいいます。
今から2500年以上も前のギリシャの文献には「海は人間のあらゆる病気を治す」とあります。
これが経験則だけで書かれていることは否めないが、当時の人々が海の神秘のいくつかを確実に突き止めていただろうことも否定できません。
現に、ヒポクラテスは海水の外用、内用を処方していたし、エジプトの僧侶たちが海水の温湯治でプラトンの病気を治したという伝えもあります。
しかし、現在のタラソセラピーのルーツとも言えるこの海洋療法は、ローマ衰退後から17世紀まで忘れ去られることになります。
17世紀に入って、やっと「イギリスにおける温冷海水浴の利用に関する余談」というタラソセラピーに関する論文が発表されるが、海に関する純粋な医学的な著作が現れたのは18世紀半ばのことです。
その著作では、科学的に海水の効用を明らかにした上で、消化障害や関節障害を治すための処方として、海水の浴用と飲用などを奨めています。
フランスの医学アカデミーにおいて、1960年に「タラソセラピーと は海洋気候の中で、海水、海藻、海泥などを用いて施す治療である」と定義されている治療法で、人の洋水中の塩分、ヨード、微量元素が海水と同じだという科学的な根拠もあります。
タラソテラピーの起源は、大昔紀元前にさかのぼって、ギリシャの医学の祖であるヒポクラテスが温海水療法を実践した記録が残っています。
日本でも、この海水の効用は認知されていたらしく、潮湯、塩湯治、海藻風呂などが全国にあったといいます。
身近な例では、海塩をお風呂に入れて入浴すると体に良いというのは聞いたことがあると思います。
タラソテラピーは特にヨーロッパで盛んで、フランス、ドイツ、ギリシャなどヨーロッパ各地に現在100を超す施設ができているといいます。
その施設で行われている療法には、プール歩行、シャワー、海藻パック、マッサージなどで、リウマチ、火傷、皮膚病、神経症、循環系障害など幅広い疾患が対象になっており、フランスなどでは有効性が実証済みで、患者は医師の処方で療法を受け健康保険の適用にもなっています。
日本のエステティックサロンで使われているタラソテラピー用の業務用化粧品は、大概フランス製の物が多く、ミネラルが豊富な海の海藻を使っています。
タラソテラピーとして主に行われる施術としては、海藻パック、海藻を主成分にしたジェル等でマッサージ、海水同様のジェットバスなどです。
地球上にはわかっているだけで110種類ほどの元素があるといわれていますが、なんとそのほとんどが海水に含まれています。
まさにミネラルの宝庫で、人間に必要とされる必須元素もすべてバランスよく存在しています。
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど。
人間は、排泄により毎日ミネラルが失われていく上に、体内で作り出すことも保存することもできないので、 体内に取り入れることが必要です。
<タラソテラピーを行っていくと>
・ミネラルを効率よく吸収できる。
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・ミネラルバランスを図ることにより代謝が高まる。
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・体内の老廃物の排出を促す力が高まる
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・新陳代謝が活発になり細胞が活性化される。
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・健康的な身体・痩身・美肌
<効果>
海藻に含まれているヨードを体内に吸収することにより、新陳代謝を調整しながら脂肪の分解を促し、痩身にもよい効果をもたらすとともに、アミノ酸は皮膚組織を再生し構成する作用もあります。
これらの化合物は相互に作用し、循環を促進させるので、より多量な酸素の吸収が細胞を活性化させ、栄養を吸収させるのです。
ミネラルの補給は、老廃物の排泄を促しむくみやコリを和らげたり分解リパーゼの働きを高め脂肪の排泄が促進し痩身につながります。
あと交感神経と副交感神経の切り替えが上手にできるようになるため、ストレスの緩和、リラックス効果が期待できます。
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