ローマンカモミール
ローマンカモミールとは、キク科の耐寒性一年草。
和名はカミツレ。
かつては薬草として用いられ、健胃剤・発汗剤・消炎剤・婦人病の薬などに用いられていました。
現在は、安眠の薬と言われ、乾燥した花にお湯を注ぎ、降り出したものを飲むと、リラックスしてよく眠れると言われています。
また、花から精油を抽出してアロマテラピーに用います。
芳香浴に向いています。
ストレスで硬直した体や心を解きほぐしてくれます。
<お肌に対しての効果>
やけど、水泡、炎症をおこした創傷、潰瘍、おできを軽快させます。
皮膚炎、にきび、摘疹、乾察、過敏肌ならびにアレルギー症状全般にこれが役立ってくれます。
破れた毛細血管をなおし、肌の弾力性を高めます。
乾燥して、かゆみがある肌に効きめがあり、腫脹を好転させ、組織を強めます。
これは皮膚の洗浄剤として、とてもすばらしいものです。
<ブレンドの相性の良いオイル>
・アンジェリカ油
・安息香油
・イランイラン油
・ジャスミン油
・ゼラニウム油
・ネロリ油
・パチェリー油
・バラ油
・パルマローザ油
・ベルガモット油
・マージョラム油
・ラベンダー油
・レモン油
<補足>
カモミールには、大きく分けてジャーマン種とローマン種の2種類に分けられることができます。
ジャーマン種は一年性でローマン種は多年草です。
ハーブティーとして利用されるのはジャーマン種で、鎮静、消化促進作用があるといわれています。
比較的飲みやすいハーブティーであまり薬くさいにおいはせずに甘いリンゴのような香りがします。
一方ローマン種の方は入浴剤や染色に利用されます。
基本的に白い色の花を咲かせますが、黄色い花を咲かせるダイヤーズカモミールという品種もあります。
寒さに強くて丈夫で育てやすい植物です 。
ヨーロッパでは古くから風邪に効く民間薬として親しまれており、現在にいたる。日本には江戸時代の末期に渡来したのがはじめといわれており、一部野生化しているものを見ることもできます。
生薬「カミツレ花」はジャーマン種の花を摘み取って乾燥させたものです。
西洋の医学が日本に入ってくるのにあいまって日本でも薬として用いられるようになり栽培が始まりました。
ハーブティーとして利用することが多く海外製のティーバックのカモミールティーを日本でも見ることができることから親しみや人気のほどをうかがうことができます。
ハチミチなどで甘みをつけると香りがさらに立ちおいしい
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