レチノール
レチノールとは、ビタミンAの1種で、角質層の保湿性向上、粘膜を保護する役割がある。
レチノールが不足すると、肌の乾燥、シワ、シミや不足すると角質が厚くなりザラザラしてくるいわゆる角化症などの原因となります。
レチノールは、美肌づくりに欠かせない栄養素であるため、体内から食品で摂取するとともに外からのケア化粧品で補います。
レチノールの供給が不足すると、お肌は目立って乾燥し、角質層がボロボロと剥がれ落ち、粉を吹いたような状態になります。
また、シワ、きめの粗い肌、乾燥症、角質増殖症など、さまざまな肌のトラブルを招いてしまいます。
私達の身の回りにある多くの化粧品成分が、シワの原因となる乾燥を「保湿成分」で防いでいるのに対し、ビタミンAは細胞そのものに働きかけてくれます。
本来、私たちのお肌では、表皮の一番下で細胞分裂が繰り返され、表皮細胞を増やしていきながら、古い細胞を外に押し出しています。
これが肌のターンオーバー。
正常に行われているうちはいいのですが、長年の紫外線による影響や加齢によって、細胞分裂の速度はどんどん遅くなり、必要な成分の合成が行われにくくなっていきます。
これが肌のくすみやシワの原因。
ビタミンAにはこうしたターンオーバーを助ける働きがあるのです。
この様な理由により、レチノールに含まれるビタミンAは、保湿成分とともに乾燥小じわスキンケア化粧品に配合するとよいとされます。
レチノールは、レバー・蒲焼・チーズなどの動物性食品にビタミンAとして多く含まれます。
レチノールは、動物性食品のレチノールと植物性食品のカロテンに分けられるますが、どちらも、レチノールの値として比較すると、レチノール当量(ug/100g)として参考までに・・・
・ニワトリ肝臓 14000(ug/100g)
・豚肝臓 13000
・ヤツメウナギ 8200
・トウガラシ 2900
・シソ 1800
・モロヘイヤ 1700
・ニンジン 1500
・ウナギ 1500
・パセリ 1200
・アナゴ 890
・シュンギク 750
・ホウレンソウ 700
・カボチャ 660
・卵黄 480
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