αリボ酸
αリボ酸とは、大豆やレバー、ホウレンソウ、ブロッコリー、ニンジンなどに含まれる抗酸化作用を持つ栄養素のことですが、正確には濁音の『ボ(BO)』ではなく、半濁音の『ポ(PO)』で、αリポ酸(α-lipoic acid)といいます。
1日あたりの摂取量の目安は約100mgと言われているαリポ酸ですが、最も含まれているホウレンソウでも、100g中にわずか0.3mg程度しか含まれていないため、食事からの摂取は困難だと言われています。
そのため、サプリメントなどでの摂取が一般的になっています。
血液をサラサラにし、血管を柔らかくする上、血糖値を下げる効果もあるため、αリポ酸は、生活習慣病やメタボリック・シンドロームの予防と解消として注目されているほか、紫外線を防ぎ、肌を若返らせる美肌効果、体内の毒素排出を促がすデトックス効果や食欲抑制や基礎代謝量の向上などのダイエット効果もあると言われています。
サプリメントで、αリポ酸だけを含むものはあまりありません。
アンチエイジングなどの老化防止や美肌効果を目的とし、ビタミンCやE、コエンザイムQ10やカテキンなどの抗酸化成分と一緒に含まれていたり、ダイエットを目的とし、BCAA(分岐酸アミノ酸)などのアミノ酸やLカルチニンなどの基礎代謝量向上成分と一緒に含まれたものなどがあります。
そのほかにも、痴呆症に効果があると言われるイチョウ葉エキスと一緒に含まれたものがあります。
このようにさまざまな効果を持つといわれるαリポ酸ですが、ダイエット目的など、それぞれの目的に合わせた含まれたサプリメントを飲むだけではなく、運動をすることで効果が出てくるものです。
ダイエット効果や生活習慣病・メタボリック対策であるドロドロ血解消効果、アンチエイジングに関しても、抜群の効果があるのは、ほかでもない運動習慣です。
サプリメント摂取の習慣化だけでなく、運動の習慣化もしっかりするように心がけてください。