ホルムアルデヒド
ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体であり、水に溶けやすく消毒剤や防腐剤に使われている他に、さまざまな樹脂の原料となります。
ホルムアルデヒドは空気や水蒸気を通じて他のものに吸収されやすい性質を持ち、室内の高気密化や化学物質を放散する建材、内装材の使用等により、居住者に様々な体調不良が生じている問題が発生しています。
ホルムアルデヒドガスを吸入すると眼・鼻・呼吸器が刺激され、くしゃみ、咳、よだれ、涙がでる。高濃度になると呼吸困難・肺浮腫などを発生することもあります。
また、結膜炎、鼻咽喉炎、頑固な皮膚炎を起こすことがあります。
ホルムアルデヒドを吸収する光触媒や備長炭などが効果があるとされるが、根本的な解決は困難です。

ホルマリン
ホルマリンとは、日本薬局方にも処方のあるホルムアルデヒドが約40％濃度の防腐溶液であり、化粧品成分としては禁止されている物質です。
ホルムアルデヒドは、シックハウス症候群を引き起こすことが最近の研究で明らかになっており、具体的な症状は、アトピーや皮膚炎、呼吸困難、目など粘膜の炎症などとして出てきます。
アロマセラピー(芳香療法)に使われる線香（インセンスコーンやスティック）の質の悪いものの中には、ホルムアルデヒドを発生するものがあります。
衣類でもしわのばしや防縮加工の樹脂に、ホルマリン樹脂が使われていることがあります。
安全基準の試験をしている下着・寝具には、「ノーホルマリン加工」の表示があり、敏感肌の人は注意することが必要です。

ホリスティック
ホリスティックとは「全体」という意味と、薬や治療に頼らずに、「自然治癒力」によって健康の増進・維持を図ろうという2つの意味があります。
ホリスティックは「身体と心と魂、全部がうまくバランスが取れてこそ健康なんだ」という考え方が根本にあります。
まずは、自分を大事にし、そして自然治癒力を測っていこうとすることで、元の原因を見つめていく新しい考え方です。
ホリスティックは、WHO（世界保健機構）でも、「身体的、精神的、社会的かつ霊的な完全なひとつの幸福のダイナミカルな状態」と提案されました。
リフレクソロジーにもその影響はあり、足裏に加えて手・耳・顔・首・肩などにある反射区も刺激し、身体全体の自然治癒力を高めようとするものがあります。