超音波脂肪吸引法(UAL)
超音波脂肪吸引法(UAL:Ultrasound Assisted Liposuction)は、脂肪吸引を行う箇所に超音波を照射し、その温熱作用により脂肪組織を軟化させ、カニューレによって吸引を行う痩身法です。
人間の耳では、とらえることができない周波数の高い音波で、20キロヘルツ以下の周波数を持っています。
ちなみに、人間の耳で聞き取れる周波数は、30キロ〜20キロヘルツの範囲だそうです。
従来のSAL方式(Suction-Assisted Lipectomy)と呼ばれるやり方は、脂肪吸引の際、医者自身がカニューレを前後に動かすことにより、脂肪組織を切除し吸い出す方法でした。
現在では、カニューレ自体からの超音波の振動で脂肪組織だけを乳化、吸引します。
さらにその際、冷却水がカニューレの内部を還流、先端で噴出し、吸引する患部とカニューレは常時湿潤されることで、超音波による火傷から守る役目を果たします。
従来法と比べ、手術箇所の内出血が軽減される事で、身体への負担が少ない脂肪吸引法で、短時間で広範囲の脂肪吸引が可能となりました。
施術には局所麻酔を行いますので、施術後すぐ、通常と変わりない生活に戻ることができますが、運動は避け、体を締め付ける衣類などを着用しないこと等に気を付け、出来る限り、患部をいたわり安静にしていたほうが良いでしょう。
▲体内式
超音波の振動する力を利用して、脂肪を吸引しながら同時に脂肪組織を破壊していく方法です。
施術には、超音波を発するカニューラが使用されます。
体内式のよい点は、施術中・施術後の、痛み、腫れ、出血が少なく、吸引のムラが発生しにくいことです。
しかし、カニューラの直径が太くなり、手術時間が長くなることが難点として挙げられます。
▲体外式
吸引を行いたい箇所に超音波を照射し、その温熱により脂肪組織をやわらかくさせてから、カニューレによって吸引を行う方法です。
体外式のよい点は、施術中・施術後の痛み、腫れが少なく、吸引のムラが発生しにくいところです。
また、吸引した脂肪を胸などの注入用に
再利用することもできます。(体内式はできません)
しかし、表皮に熱傷を起こす可能性があることが難点として挙げられます。
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