炭酸Mg
炭酸Mg（炭酸マグネシウム）とは、塩化マグネシウム（にがり）を原料として作られる水に溶けにくい炭酸塩の白色結晶粉末です。
ファンデーションのベースに使います。
炭酸Mgの同系列の炭酸塩には、炭酸Ca、炭酸Na、炭酸水素Naなどがあり、Ca化合物は硬いので歯磨きの研磨剤とファンデーションのベースに、Na化合物はどちらも水には溶けやすく吸湿性があり、pHの調整に使われます。
医薬品として古くは天然の岩塩から産出し、制酸剤、緩下剤として利用されてきました。
化粧品には、おしろい、ベビー・パウダー、歯みがきなどの中で香料の保留剤、パックの基剤、ドライ・シャンプー剤としても用いられます。
マグネシウム塩を含む薬剤は、にがり同様に、便秘に有効とされます。

炭酸Ca
炭酸Ca（炭酸カルシウム）とは、石灰やセメントの原料となる白色結晶の粉末であり、歯磨きなどの研磨剤に用いられます。
また、ファンデーションなど粉末化粧品のベースとなります。
炭酸Caは、インスタントラーメンなどの食品添加物にもなっています。
炭酸Caは、炭酸水素ナトリウムなどとともに、入浴剤にもいれられます。
炭酸ガス発生成分のひとつです。
水（お湯）にとけて、炭酸イオンとなるが、炭酸ガスと炭酸イオンが皮膚をとおして、毛細血管にはたらきかけます。
皮膚表面の炭酸ガス・イオン濃度が高くなると、血中の酸素がそれを中和しようと血流によって運ばれて血液循環がよくなり、またお風呂で身体もあたためられるので、新陳代謝が活発になります。

善玉コレステロール
善玉コレステロールは、リン脂質が多い「高密度リポタンパク」という物質であり、血管の余分なコレステロールを肝臓に運び回収することで掃除を行い、動脈硬化を予防します。
善玉コレステロールと対比して悪玉コレステロールがあります。
悪玉のほうは、細胞膜を形成する重要な役割を果たしてもいるが、多過ぎると血管壁に沈着し、動脈硬化の原因となる飽和脂肪酸が主成分です。
善玉は、DHAなど魚油に含まれる不飽和脂肪酸が主成分です。
善玉コレステロールの比率を増やすには、抗酸化成分を含む食品を多く食べる・適度な運動をする・ストレスを溜めないなど。
悪玉も不要ではなく、不足すると脳内出血や血管壁がもろくなるなどの弊害がでます。
要は善玉と悪玉の血管内比率が重要です。