ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などの酸を使用して古くなった皮膚の角質層を除去し、肌の新陳代謝を高める施術法。
色黒・シミ・くすみ・頑固なニキビやニキビ跡・色素沈着・肌荒れ・乾燥した皮膚・開いた毛穴・お肌の老化などにも効果がある。
治療目的によって、使用する薬剤やピールする深さなどが変わります。
使用する薬剤は、様々な種類の薬剤が使われます。
代表的なものはAHA(アルファヒドロキシ酸:フルーツ酸とも言われます。具体的にはグリコール酸や乳酸が主に使われます。)とTCA(トリクロール酢酸)です。
フェノール、ジェスナーズ液やサリチル酸も使われます。
<ケミカルピーリング>
・化学物質で、損傷された皮膚の治療を行なう。
・浸透させる深さで、物質(用いる薬剤)の選択がことなる。
<ケミカルピーリングの種類>
・Superficial Peeling (Very Superficial Peelingも含む)
・Medium Depth Peeling
・Deep Peeling
皮膚のどこまで浸透させるかによって名前がついている。
・Superficial Peeling (肌表面のピーリング)
皮膚の基底層まで浸透させる。(=基底層までを生まれ変わらせる)
薬剤:AHA、サリチル酸、ジェシナー氏液、TCA(10%〜20%)
目的:表皮異形成(肌表面のトラブルを改善?)、色素沈着
改善のためには数回の治療が必要。病理学変化(改善)には限界がある。
Peeling後は日常生活が送れる。
日本人には最も適する。
・Medium Depth Peeling (中程度の深さのピーリング)
真皮乳頭層(真皮の上の方)まで浸透させる。
薬剤:TCA(35%〜50%)、グリコール酸(70%)
目的:表皮異形成、色素沈着、しわの改善
白人で、7〜10日の上皮化、数ヶ月の発赤・色素沈着
・Deep Peeling (深いピーリング)
真皮網状層の一部まで浸透
薬剤:フェノール
目的:メラニン異形成、シミしわの改善
白人でも大変なトラブルになることがある
<日本人の皮膚の特徴>
・色素沈着が起こりやすい
・発赤が続く(数年間に渡る場合もある)
・跡が残る
<効果>
・にきび、にきび痕
・肌のクスミ
・肌荒れ、乾燥した皮膚
・老化した皮膚、小じわ(皮膚の若返り)
・薄い色素沈着
・肉割れ、妊娠線
・他の薬剤の浸透性を高める効果
・角質の代謝亢進
・真皮上層の細胞活性化
特に、色素沈着やしわなどに効果がある。
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