【生活ダイエットの種類】
冷湿布ダイエット
「冷湿布ダイエット」とは、脂肪を燃焼させる働きがあるといわれる「褐色脂肪」がある部分に冷湿布を貼って刺激し、より脂肪の燃焼を高めていく方法。
ダイエットで使用する冷湿布は、急な発熱などで使用する熱を冷ます目的の冷湿布。
筋肉痛や腰痛、肩こりなどに使用する薬効がある湿布は使用しないこと。
【ポイント】
1)
首、肩甲骨の間、腰を冷湿布する
2)
足の裏に温湿布を貼ると交感神経をより刺激する
3)
夜寝ている間に貼っておくと脂肪が燃えてくれる
【冷湿布で褐色脂肪を刺激することによる効果】
体の一部分をただ冷やすだけで、ダイエットができるのです。
冷湿布ダイエットの理屈は、褐色脂肪ダイエットと基本的には同じです。
脂肪を燃焼させる褐色脂肪を刺激して、より燃焼を高めようというもので、その刺激のためには冷やす、温めるを繰り返す温冷法を行うのですが、シャワーを浴びる方法では、効果はあるものの時間は限られています。
ダイエットは燃焼効率×時間で、燃焼効率は多少下がっても、長く続けられる方法なら無理なく効果が得られるというわけです。
褐色脂肪は主に首筋、わきの下、肩甲骨の周辺、腰にありますが、わきの下は冷やし過ぎると腕の血行が悪くなるので、冷湿布は首筋、肩甲骨の間、腰にそれぞれに貼る。
ここに冷湿布を貼ると温度が下がり、それを褐色脂肪が察知して、脳に熱を出すように指令を出します。
部分的に冷えたのに、脳が全身を冷えたものと勘違いして、全身の発熱をよくするために自律神経の交感神経が活発になり、脂肪の燃焼がよくなっていくのです。
冷えた褐色脂肪は、とくに盛んに熱を発するようになって、脂肪燃焼が進んでいきます。
褐色脂肪は食事をすると熱が上がるところなので、一番熱が上がりやすいところに冷湿布を貼るのがもっとも効果的です。
食後しばらくたってから、手で触れてとくに熱を感じるところに冷湿布を貼って、冷湿布の効果がある間(冷えている間)は貼り続けます。
【寝ている間も脂肪を燃焼させてダイエット】
ただ冷やすだけでなく、足の裏に温湿布を貼ると、足の血流が増え、交感神経がより刺激されて褐色脂肪が活性化します。
外からは見えにくい肩甲骨の間と腰は外出しているときにも貼っておき、効果が薄れてきたら取り替えます。
家でなら、首にも貼り、さらに足には温湿布を貼っておくこともできます。
この方法は、湿布を貼るだけで、あとは何をしていても自由なので、寝転んでテレビを見ながらでもダイエットができます。
入浴直後は、冷湿布によって、せっかく全身が温まったのに、それを冷やすことにもなりますが、入浴の熱が引いてきたら冷湿布を貼って、そのまま朝まで寝てしまっても、寝ている間に脂肪が燃えてくれます。
その燃焼量は軽く歩いているのと同じという研究報告もあります。
ゆっくりと歩いていたら、普通なら脂肪は燃えにくいのですが、一晩中、一日中となると話は別です。
それと同じ効果が期待できる、簡単で優れた方法が冷湿布なのです。
<簡単なまとめ>
人間の体は全身に温かい血液を送ることで、体温を上昇させているのですがその部分に冷湿布を貼って温度が下がると、褐色脂肪がそれを察知して脳に熱を放出するように指令が出ます。
脳は、体の一部分の温度が下がっているのに、全身が冷えたものと勘違いして全身を発熱するために自律神経の交感神経が活発化し、脂肪の燃焼が高まっていくという人間のメカニズムを上手く使ったダイエット方法です。
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