【生活ダイエットの種類】
香りダイエット
「香りダイエット」とは、香りが及ぼす効果を利用して、リラックスしながらダイエットするものです。
「香りで痩せる」という話は、大手化粧品メーカーからの提案で、日本国内はもちろん、世界数十カ国で注目を浴びていてイギリスではブームになっています。
香りには「自律神経のバランスを整える」という、すばらしい効用があります。
【ポイント】
1)
好きなやせる香りを選ぶ
2)
香りを日常的に取り入れる(直接香りをかいでもよいし、お茶や入浴剤、料理、部屋の芳香剤など、楽しみ方はいろいろある)
【自律神経とダイエットの関係】
そもそも自律神経とは何
<自律神経とは?>
自律神経は意思とは無関係に体の機能を調節する神経で、2種類存在します。
・副交感神経
夕方頃から活発に分泌、脂肪を溜め込もうとする安静。
「食後すぐに眠気を感じるのは、胃が満腹を感じ、消化を始めるのですが、その時に分泌されているのが副交感神経」
・交感神経
日中に活発に分泌、空腹感を感じにくい活発。
「食後3時間後ぐらいになると、集中力が増して仕事もバリバリ。
時間にすると10時とか15時とか。これは交感神経が活発になることで、活動的で元気な状態」
私達の体は交感神経と、副交感神経を1日でバランスよくこなすことによって、「朝に目覚め」、「夜に安眠」という行動をとることで体調を上手に整えてくれているのです。
<肥満の原因は自律神経の乱れ>
肥満で悩む人のほとんどが日中にも交感神経(活動神経)が活発にならず、ずっと停滞気味で、「やる気が起こらない」、「いつも眠い」、「動かない」という悪循環の人が多いとの事です。
副交感神経は脂肪を溜め込もうという神経なので、(夜食を避けたほうが良いのはこのためです)日中も副交感神経が活発気味だと、脂肪を溜め込む体質ということになります。
「あまり食べていないのに太る」と感じている人は、自律神経のバランスが崩れていることもあります。
「肥満の原因は自律神経バランスの乱れです」
1990年、アメリカのブレイ博士は「多くの肥満者は自律神経の働きが低い」と発表しました。
この仮説は多くの科学者によって証明されております。
自律神経が乱れると満腹感を感じる食欲中枢にも影響が起こり、食べても食べても満腹感のない状況に陥ってしまいやすくなります。
【「やせる香り」の脂肪を燃焼させる効果】
最近はアロマなどを通して、香りに対する認識もずいぶんと変わってきました。
香りにはさまざまな成分が含まれていて、その香りをかぐだけで、体や神経にいろいろな影響を与えることがわかっています。
ポイントは「自律神経」です。
自律神経は、体を活動的な状態にする「交感神経」と、体をリラックス状態にする「副交感神経」の2つが働いています。
交感神経が働くと脂肪は消費され、副交感神経が働くと脂肪はため込まれる仕組みになっています。
ある種の香りには、交感神経の働きを活発にして脂肪を燃焼させる効果があり、さらに最新の研究では、脂肪を燃焼させるたんぱく質を増やすノルアドレナリンというホルモンの分泌が活発になる、ということがわかってきました。
この香りの効果を利用して、やせるというわけです。
【グレープフルーツの香り】
やせる香りの代表選手ともいえます。
リモネンという精油成分が、交感神経を刺激し、さらに脂肪燃焼につながるホルモンの分泌を促します。
またイノシトールという水溶性のビタミンB群が含まれ、コレステロールの過剰蓄積を防ぎ、脂肪の代謝をよくする効果もあります。
もっとも香りが含まれているのは皮で、そのまま香りをかぐ、お風呂に入れる、枕元に置く、身はジュースにして飲むなど、いろいろな楽しみ方ができます。
精油にするのもおすすめです。
【フェンネルの香り】
東洋ではウイキョウと呼ばれるセリ科のハーブです。
香りをかぐことで交感神経を刺激するのはもちろん、種は利尿作用、発汗作用、便秘に効果があります。
お茶にして飲むことも多く、別名「ダイエットティー」ともいわれています。
種はそのまま噛んだり、力レーやシチュー、魚料理のスパイスとして利用できます。
【タラゴンの香り】
別名エストラゴンと呼ばれるキク科のハーブです。
この香りも交感神経を刺激し、脂肪燃焼を促してくれます。
生のハーブでなくても、調味料として売られているものでも十分効果は発揮されます。
生なら肉魚料理やサラダに、乾燥葉ならお茶にしたり、バターに練り込んだり、お風呂に入れて香りを楽しんだりできます。
【ラズベリーの香り】
香り成分であるラズベリーケトンには、脂肪細胞に直接作用して脂肪分解酵素の働きを促進する働きがあり、それは唐辛子に含まれるカプサイシンの3倍もの脂肪燃焼効果がある、という研究結果が出ています。
お茶やサプリメント、ジェルなど、商品もたくさん発売されています。
<香りの力でストレス解消>
ストレスが溜まるとイライラして、つい感情的な行動に走りやすいものです。
放っておくと、やがて心や体の病をもたらすこともあります。
節食以上による肥満、ストレス性の脱毛症、月経異常などは心の疲れから発症する症状です。
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