「美容と栄養」
めかぶ
めかぶとは、わかめの根元(茎の下)にある肉厚のヒダ状の胞子葉のこと。
めかぶはワカメの根元にあって、ワカメを繁殖させる部分なので栄養分が濃縮されています。
めかぶのぬるぬるはアルギン酸やフコイダンです。
フコイダンは体内のナチュラルキラー細胞と呼ばれる免疫細胞を活性化させます。
また、甲状腺ホルモンの原料となるヨウド、褐藻類の海藻にしか含まれないフコキサンチンという赤褐色のカロテノイドの一種を含んでいます。
フコキサンチンには、がん細胞を自殺に追い込む働きがあるといわれています。
その他、カルシウムやカリウムなどのミネラルや、EPAと呼ばれる有機脂肪酸なども多く含んでいます。
<めかぶの成分・特徴>
めかぶはわかめの葉や茎に比べて栄養が溜まっており、わかめよりも栄養豊富。わかめにはあまりないネバネバですが、めかぶはとてもネバネバしている。
このネバネバはめかぶの最大の特徴。
めかぶのネバネバを構成している成分は、アルギン酸やフコダインと呼ばれる酸性多糖類です。
<めかぶの効果・効能>
めかぶに含まれるアルギン酸は主に、胃腸の調子を整えたり、便を柔らかくして排便を促したり、油分と塩分の吸収を抑制する効果がある。
その効果はダイエットにもつながる。
口臭や体臭から不快な臭いを消すことにもつながる。
フコイダンには、ドロドロになった血をさらさらな血に戻す効果があり、血行障害で引き起こされる病気や症状の改善に効果があります。
そのほか、日本人の大半が持っているといわれているピロリ菌が胃壁につくのをフコイダンは防ぐ。
そのことによって胃潰瘍や胃がんの予防に効果があるといえる。
フコイダンは、ピロリ菌を胃壁につくことを防ぐだけではなく、胃潰瘍によって傷ついた胃壁を修復する効力、胃痛などの胃の障害の予防につながります。
ですが、フコイダンにはまだ効力があります。
O-157やガン細胞を消滅させる効力もある。
海草を食べると髪によいといいますが、これはフコイダンが毛母細胞を活性化させることによって健康で美しい髪ができるから。
めかぶは、その他にも、ビタミンB、カルシウム、ヨード、そして多くのミネラルを豊富に含んでいる。
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