「美容と栄養」
メグスリノキ
メグスリノキとは、カエデ科の落葉樹です。
日本にだけ自生する珍しい植物で、秋には鮮やかに紅葉します。
青森、秋田の両県を除く本州全域と四国、それと宮崎、鹿児島、沖縄を除く九州に分布しています。
別名、千里眼の木、長者の木などとも呼ばれます。
古くからメグスリノキの樹皮や葉の煎じ汁は、かすみ目、やに目、結膜炎などの眼病の民間薬として利用されてきました。
漢方では、「肝気は目に通ず、肝和すれば目よく五色を弁ず」(肝臓は目と密接な関係があり、肝臓の働きがよくなると目もよくなる)という考え方にもとづき、眼病に対して肝を強化する処方を用いることがよくあるのです。
樹皮や葉にはロドデンドロン、カテキンをはじめ、さまざまな有効成分が含まれることが分かっています。
また、メグスリノキの薬効は目だけではなく肝臓に及ぶこともわかっています。
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