セラミド(細胞間脂質)
セラミドとは、角質細胞間にあり角質層の細胞同士を接着し角質層の水分やNMFが蒸発しないよう抱え込んでいる接着剤ともいえる脂質のこと。
皮膚の最外層からの水分の蒸発を防いで肌の保湿機能を補います。
また、乾燥やほこりなどの外からの刺激やダニ・ほこりなどの抗原(アレルギーの原因になるもの)から皮膚を守り、表皮の健康を保つバリアの役目をはたす。減少すると肌は乾燥し外部からの刺激に弱い敏感な肌に傾き、肌荒れや乾燥肌、しわやたるみが起こってしまいます。
<セラミドの働き>
セラミドは外界の環境から脂質の二重層を形成して、真菌、細菌、ウイルス、紫外線、化学物質、水等からからだの内部進入を防ぐバリアの働きをしています。
セラミドはアポトーシス(自然死)と相互に関係し合って細胞周期の停止、老化、分化、免疫応答炎症などの細胞の運命決定に関わります。
セラミドが幹細胞に増殖指令の働きをすることにより、新しい細胞を形成して、皮膚の再生の働きすると考えられています。
アトピー肌の人はセラミド不足していると思われます。
<セラミドの成分・効果・効能>
セラミドは肌の保湿に重要な成分なので年齢とともに少しずつ失われていくと、肌荒れや乾燥肌、しわやたるみが起こります。
セラミドには美肌、美白の促進、肌荒れの予防、乾燥肌の改善の作用があります。
また、アトピー性皮膚炎の改善にも効果があるといわれています。
従来は牛から抽出されたセラミドが主流だったが、最近では植物、国内では米ぬかや小麦粉から抽出されたものが販売されています。
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