【食事ダイエットの種類】
とうがらしダイエット
とうがらし(唐辛子)とは、ナス科の多年草(温帯では一年草)。
中南米原産だが、気候に対する順応性が高く、熱帯から温帯まで広い地域で生育する。
唐辛子(チリ)は交配して変種ができやすくレッドペパーのほかにもさまざまな品種があり、色も赤以外に、黄、橙、紫、緑などさまざま。
とうがらしの有効成分は辛味のもとでもあるカプサイシン。
とうがらしを食べると身体がホカホカ熱くなって、時には汗までかいてしまうのはカプサイシンが中枢神経を刺激し、副腎皮質から分泌したアドレナリンが血流量を増大させるため。
とうがらしで分泌されるアドレナリン量はコショウ、ショウガの約2倍、持続時間は約3時間にも及ぶ場合があるといわれている。
こうした活発なエネルギー代謝は、体脂肪の蓄積抑制、血液中の脂肪量減少などのダイエット効果も大いに期待できる。
また、カロチンを豊富に含み、とうがらしのもうひとつの有効成分であるビタミンCには、感染症にかかりにくくする効果があり、カプサイシンの代謝効果との相乗効果により、風邪の予防には有効的な食品。
とうがらしのカプサイシンという辛味成分が9割占めているといわれています。
そのカプサイシンがダイエットに効果をもたらすということです。
とうがらしは血液の循環をよくし体を温めて、肥満を防止する効果があります。
つまり、カプサイシン類とよばれる辛味成分が体温を上昇、発汗させ脂肪を燃焼させる効果があります。
さらに、とうがらしの実と葉部分にはカロテン、ビタミンB1、B2を含みその他、葉の部分にはカルシウム、鉄、カリウムも豊富です。
<とうがらしダイエットの効果>
辛い料理を食べると体がポッカポッカしてきてダイエットに良い、というのはご納得ですよね。
暑い国には辛い料理がたっくさんあります。
それは、辛い料理を食べると辛味成分が人間の味覚、嗅覚、痛覚など様々な感覚神経や内臓神経を刺激して汗をだします。
汗を出すことによって体の表面温度が一時的に下がり、その結果涼しく感じるのです。
つまり暑い国で辛い料理がたっくさんあるのは、少しでも涼しくなろと自然に本能が生んでいるからでしょう。
生活習慣の一つが、ダイエットにも繋がっていてスマートな方が多いのでしょう。
しかしここで注意!
辛い料理がダイエットに効果があるとはいえ、大量に摂取することはやめましょう。
胃に負担がかかり急激な辛味になれない体に負担をかける元になります。
摂取量の目安は1食0.5g(小さじ1/4程度)くらいがベストです。
無理なくダイエットに取り組みましょう。
<マイルドなとうがらし料理>
ダイエットは体を気遣いながら行ないたいものです。
「辛い」を我慢すると胃を壊しちゃいます。
そこで、辛い食べ物が苦手なあなたに無理なく「とうがらしダイエット」を試していただく方法をご紹介します。
とうがらしが大量に入っていながら、マイルドで食べやすい料理があります。
その料理にはココナッツミルクなどのたんぱく質がつかわれているからです。
ヨーグルトや牛乳などのたんぱく質が舌の細胞をカバーして辛味を和らいでくれるのです。
また緑茶に含まれるカテキンは皮膚や粘膜を保護する作用があります。
その結果、舌の細胞にカテキンが接触することで、細胞がしびれないように舌を保護してくれる役目をします。
「辛い」料理が苦手なあなたは、ココナッツミルクたっぷりいれたとうがらし料理に、緑茶はお忘れなく。
<効果の流れ>
カプサイシンが血液中に吸収される。
↓
脳に運ばれ、内臓感覚神経を刺激する。
↓
脳からの指令で、体に興奮作用を引き起こすホルモン「アドレナリン」が分泌される。
↓
アドレナリンによって体内にたまった脂肪が、エネルギーになりやすい脂肪酸に変わる。
<注意>
食べ過ぎは胃の粘膜を傷つけたり、気管支の炎症を引き起こす場合もあるため注意が必要。
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