【食事ダイエットの種類】
ビール酵母ダイエット
「ビール酵母ダイエット」とは、お酒がダメな人でもできる、空腹感が少ないのでストレスもたまらないダイエット法です。
ビール酵母ダイエットとは、一日の食事の何食かをビール酵母入りヨーグ ルトに変える事で、カロリーを抑えてやせる、低エネルギーダイエット法です。
ビール酵母には生活に必要なビタミン・アミノ酸が豊富に含まれ、 腸内を改善しながらのダイエットが可能です。
しかし、ビール酵母自体に は、ダイエットを促進する作用はありません。
ビール酵母とヨーグルトを 混ぜて食べる事によって、お腹が空いているという感じが少なくなり、その効果をダイエットに利用するのです。
何も食べないで我慢するダイエットとは違い、ストレスも溜まりにくいと 言われています。
加えて、その他の食事には特に制限もなく、好きなものを食べられるので、無理なく続けられます。
さらにビール酵母に多く含まれる食物繊維はダイエットの敵、便秘にも効果があります。
ただし、ビール酵母にはたくさんの栄養成分が含まれていますが、ビタミ ンA、C、E が不足しているので、食事で補うのが理想的です。
【ポイント】
1)
1日1〜2食をビール酵母にする
2)
大サジ1杯のビール酵母をヨーグルト100グラムで溶く
3)
食べやすいようにジャム、レモン汁などを加える
【ビール酵母によるダイエット効果】
ビール酵母とは、ビ−ルを製造するときに利用される発酵菌のことです。
ビール製造工程でビール酵母は、大麦のミネラル、アミノ酸などの栄養を取り込みながら、どんどん増殖していきます。
発酵を終えた酵母は下に沈み、上澄み液がビールとなります。
いわばビールのカスともいえるビール酵母は、長い間家畜の飼料などに利用されていました。
ビール酵母の主成分はタンパク質ですが、ビタミンB群、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、リン、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラルと、体に必要なものがほとんど含まれています。
ところが近年、このビール酵母がにわかにダイエット食品として注目を集めるようになりました。
ビール酵母には食物繊維が多く含まれており、このことから、ダイエットの敵、便秘に効果があります。
このほかビール酵母にはたくさんの栄養成分が含まれていますが、ビタミンA、C、Eが不足しているので、ほかの食品、サプリメントなどで補うのが理想的です。
ビール酵母そのものには、直接ダイエットにつながる要素はないのですが、ビール酵母はグルカン、マンナンといった多糖体によって構成されており、これらが水分を吸収することで膨張して、満腹感が得られるのです。
しかも、グルカン、マンナンは、腸壁を刺激して腸内環境をととのえるので、便秘解消にもなります。
【ビール酵母のとり方】
ビール酵母ダイエットは、1日1、2食をビール酵母入りヨーグルトにすることで、カロリーを抑えてやせる、低カロリーダイエット法になります。
ビール酵母は錠剤、粉末などになっており、これをヨーグルトに混ぜて食べることによって、満腹感が得られるのです。
このダイエットは何も食べないで空腹感に耐えるダイエットとは違い、ストレスもたまりにくいといわれています。
粉末のビール酵母の場合、ヨーグルト100グラムに対して、大さじ1杯をダマにならないようによくかき混ぜて食べます。
ビール酵母には独特の臭いや味があるので、混ぜるヨーグルトは果肉入りのものにしたり、ジャムを混ぜたり、レモン汁を搾ったりと、食べやすいように工夫してみるとよいでしょう。
<ビール酵母ダイエットは誰がやっても大丈夫?>
お酒が飲めなくても大丈夫です。ビール酵母自体にアルコールは含まれて いないので、妊娠している人でも大丈夫です。
ヨーグルトもビール酵母も 食品です。
食べる量も、方法も特別な決め事はありません。
しかし妊娠し ている人はダイエットのためにビール酵母ヨーグルトを食べるのは、胎児 への十分な栄養を考えると基本的にやめたほうが良いと思います。
妊娠中 は栄養のバランスが悪いと妊娠中毒症になったり、栄養過剰になると、胎児が育ち過ぎたりします。
妊娠中に不足しやすいビタミン群を多く含んでいるビール酵母入りヨーグルトはダイエットのためではなく、栄養補給の補助食品として、間食などで食べることをお勧めします。
また、赤ちゃんに栄養いっぱいの母乳を与えるために、授乳されているお 母さんにもビール酵母はおすすめです。
ただし、ビール酵母は核酸という成分を含んでいるので、痛風の気がある人には向かないので注意しましょう。