【生活ダイエットの種類】
計るだけダイエット
「計るだけダイエット」とは、体重を毎日計り、折れ線グラフに記録していくだけで痩せていくというダイエット方法。
油ものや甘い物の誘惑に勝てずにダイエットに失敗する人が多いのは、油分や糖分を摂るとことで、脳から「エンドルフィン」という強い快感物質が分泌されるから。
麻薬患者がなかなか中毒から抜け出せないのと同じで、この強い快感から抜け出すのはとても難しい。
ところが、毎日体重を計って記録していくグラフがどんどん右肩下がりになっていくのを見ることで、その強い快感物質以上に快感を得られる。
【ポイント】
1)
朝晩の1日2回体重を計りグラフに記入する
2)
体重が下がらなかったときは「言い訳」を書く
3)
グラフからやせない原因を探しだす
【目標は1日50〜100グラム】
ダイエット後のリバウンドは、食欲を抑えて基礎代謝を上げるレプチンというホルモンが不足することで起きます。
しかし、レプチンが不足してもリバウンドを起こさない、体重を計るだけというダイエットがあります。
具体的な方法を説明すると、まず、体重計はなるべく目盛が細かいものを使います。
というのは、1日で100グラム減量したとき、1目盛100グラムの体重計なら、はっきりと減量したことが確認できるからです。
体重は、朝の起床直後にトイレを済ませて1回、夕食後に1回の、1日2回計ります。
この数値を1目盛100グラムにしたグラフに記入します。
つまり、毎日の体重は折れ線グラフとして記録されていくのです。
また、寝る直前に計った体重は、別欄に記入します。
そして、もし体重が上がったときは、「言い訳」として欄外に記入していきます。
目標は、1日50〜100グラムの減量です。
こうして記入した体重データをどう生かすか。
そこで生きてくるのが「言い訳」です。
「友だちに誘われて外食した」「美味しいのでついお代わりした」という記入があれば、やせない原因が明らかになり、それを改善するために努力をするようになります。
また、通常は夕食後のほうが体重が重く、翌朝になると体重が下がります。
しかし、夕食後と朝の体重が変わらない場合は、夕食後に何か間食をしているか、夕食の時間が遅いかのどちらかです。
このことを知れば、どう改善すればいいかわかるのです。
【計るだけダイエットの方法と結果について】
1・
体重を1日2回計ります。朝は起床直後トイレを済ませた後で、夕方は夕食直後です。
2・
一目盛100グラムのグラフに記入し、折れ線グラフを描いていきます。
3・
上がってしまったときには、自分なりの言い訳を書き込み、ストレスを感じないようにします。
4・
目標は1日50〜100グラム減らすこと。
これならリバウンドを起こしません。
「寝る直前」欄には、寝る直前に計った体重を記入します。
【グラフが下がることによる「快感」とは】
この計るだけダイエットが効果的な理由は、グラフが右肩下がりになることで得られる「快感」です。
例えば、グラフの変化を見て、「暇なときにテレビを見てごろごろしているより、ウォーキングしてやせたほうがいい」「ご飯のお代わりをするよりグラフが2目盛下がったほうが気持ちいい」というような考え方が芽生えてくるのです。
油や糖分をとると、脳からエンドルフィンという強い快感物質が分泌されます。
これに打ち勝つことはそう簡単ではありません。
しかし、やせたいという人は、右肩下がりのグラフを毎日見ることで、快感物質以上の快感を得られるのです。
このダイエットを成功させるコツがいくつかあります。
まず、体重計をいつも目につくところに置いておくと、計り忘れがなくなります。
体重を計るときは、たとえば下着だけ着用して計るというように、いつも同じ服装にします。
そして、グラフは目につく場所に貼っておくのです。
こうすれば、グラフが右肩下がりになったときに、楽しくなってくるからです。
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