階段と坂道のウォーキング
<階段を使ってウォーキング>
健康のためにウォーキングを心がけている人は、歩数計などを使っておよその1日の歩数を把握していることでしょう。
日本では、15歳以上の平均歩数は1日7000歩弱となっているそうです。
そして年齢を重ねるごとに、その平均歩数は減ってきています。
特に階段を歩くということは、平地に比べてからだに負担がかかる分、運動効果も高くなります。
しかし、上りの階段では心肺機能に、下りの階段では足の関節への負担が大きい運動になるため、安全な歩き方を行なう必要があります。
階段を上るときは、からだをやや前傾にしながら足の裏全体で着地し、足の親指の付け根を意識して、その上に膝を乗せる感覚で上ると、膝への負担が軽減されます。
また下りの階段では、重力にも助けられて楽に感じますが、勢いよく駆け下りると膝に衝撃を与えてしまいます。
また階段を踏み外して大怪我につながらないとも限りません。
安全に一歩一歩確実に下りましょう。
すべての上下移動を階段に替える必要はありませんが、ところどころで歩く場面を増やし、それが習慣化して毎日の歩数アップ、健康維持につながるとよいですね。
<坂道ウォーキング>
体重の上り坂は避けたいところですが、ウォーキングに関して言うと、坂道での歩行は高い運動効果を得られるため、できることなら避けずに歩きたい場所です。
ダイエットや筋力アップの目的を達成するため、毎日のウォーキングコースに積極的に坂道や階段を取り入れたいところですね。
しかし、間違った歩き方をすると、足腰に負担をかけ、無駄に疲労を残してしまいます。
上り坂では上体が前傾に、また下り坂では後傾になりがちですが、背筋を伸ばし、上体は重力に従って垂直に保つようにしてください。
足元に注意を払うことが必要ですが、うつむいたまま歩かないようにしましょう。
また、歩幅は平らな道を歩くときよりもやや狭くするほうがよいでしょう。
傾斜の大きな坂道を歩く場合、道の幅を利用してジグザグに歩くと、傾斜角をやわらげることができますが、その場合は周囲の状況を見て安全を確認してから行なってください。
特に上り坂のウォーキングは心臓への負担も増します。
ダイエット効果を急ぐあまり、無理してからだに負担をかけたりせず、休憩をとることも必要です。
負担の少ない正しいフォームを身に付け、より効果的なウォーキングを楽しんでください。
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