「美容と栄養」
テルペン類
テルペン類terpensは分子構造中のイソプレンユニットisoprene units,の数で、分類されています。
したがってテルペンはステロイドとともにイソプレノイド類と呼ばれますが、二次代謝の経路別分類ではメバロン酸経路に分類されています。
テルペンはシトラスフルーツやハーブなどの精油の構成成分であり、焼酎などの酒類を特徴づける重要な香気成分としても知られています。
テルペン類とは、自律神経の快楽中枢を刺激してリラックス効果の働きのあるものです。
炭素数10のモノテルペン類には,優雅なバラ様香気のゲラニオールや鈴蘭様芳香を有するリナロールなどがあり、炭素数15のセスキテルペン類にはグリーンノートの花様香気を有するファルネソールやウッディな香気を持つネロリドールなどがあります。
近年、これらのテルペン類には芳香以外に抗腫瘍効果や高脂血症の改善など生理機能を持つことが明らかとなってきています。
PR