「美容と栄養」
鉄
鉄は体内では半数が赤血球の成分であるヘモグロビンの原料となり、残りは筋肉や骨髄、肝臓、脾臓などに蓄えられます。
鉄分が不足すると、鉄欠乏性の貧血を引き起こし、頭痛や動悸・息切れ疲れ易いなどの症状が起こります。
鉄は吸収率が非常に低く、欠乏しやすいので、十分な摂取が必要。
特に女性は月経による出血などのため貧血になりやすいといわれます。
主に肉、魚、レバーなどに含まれるヘム鉄と、主に野菜、海草、大豆など植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。
非ヘム鉄に比べて、ヘム鉄は3倍ほど吸収率がいいのが特徴です。
ビタミンCは、鉄の吸収を助けてくれるので、一緒に摂取するとよい。
逆に、タンニンや食物繊維は鉄の吸収を阻害してしまうため、タンニンを含むコーヒー、緑茶、紅茶などは、食事直後は避けるようにするのが好ましい。
サプリメントによる鉄の補給は過剰症を起こしやすいので注意が必要です。
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